リネット・ビショップの将来
「私は……………芳佳ちゃんのお嫁さんになりたい!!」
「!?」
リーネちゃんがこんな事を言い出したのは数分前に遡る。
訓練後にリーネちゃんと話していた時、将来の事についての話になった時だった。
「リーネちゃんって良いお嫁さんになりそうだよね」
「えっ…?」
「だって、優しいし、可愛いし」
「私は…」
「リーネちゃんってどんな人がタイプなの?」
かなり間があった後、リーネちゃんは顔を真っ赤にしながら呟いた。
「………私は…………芳佳ちゃんが…………好き……………………」
「えっ…?」
「私は……………芳佳ちゃんのお嫁さんになりたい!!」
「!?」
「タイプとかじゃなくて、私は芳佳ちゃんが好きなの!」
「ちょ…ちょっと落ち着こうよ、リーネちゃん…!」
「私は落ち着いてるよ、芳佳ちゃん!」
そう言うとリーネちゃんは私を抱き寄せて…
「可愛い…芳佳ちゃん可愛いよ…。…やっぱり芳佳ちゃんを私のモノにしたい…」
「…リッ、リーネちゃん…苦しい…胸が…///」
あれ、リーネちゃん、なんかハァハァ言ってる…?
これ、ヤバい?
と思ったらリーネちゃん、私をお姫様だっこして…
「芳佳ちゃん、私達ね、互いをもっとよく知る事が大事だと思うの」
「…へっ…?」
戸惑う私にリーネちゃんは満面の笑みで…
「…私の部屋に行こう?」
「えっ、ちょ、ちょっとリーネちゃん…? 何するつもりなの? ちょっと…リーネちゃぁぁん!!」
「ハッハッハッ、あの二人は本当に仲良いなぁ」
「…あれは仲がいいって言うのかしら…ちょっと違うような…」
この後、私はリーネちゃんに喰べられたとさ……。