spider line


目覚めたら、私はシャーリーのベッドの中にいた。
そばにはシャーリーもいる。そして二人とも裸だ。
いくら私でもこの状況がどういう事かくらいは分かる。

私、シャーリーに喰われた…?


―――spider line―――

…ダルい…。足元が覚束無い。
と、私の目の前に楽しそうに談笑する坂本少佐とミーナ中佐が。

「お、起きたかルッキーニ」
「おはよう、ルッキーニちゃん」
「おはようございましゅ…」

…坂本少佐が私をやけにジロジロ見ている。

「…あの、坂本少佐、私になんかついてます…?」
「ん?ああ、首になんか赤いのが付いてるぞ」
「え?赤いの?」

鏡で確認してみると…。

「っ~~~~~~~~~!?」

こっ、これ、シャーリーのキスマークぅっ!?

「アッハッハッ、気にするな、ルッキーニ。私もよくミーナにつけらもがっ」
「全くこの人ったら何言ってるのかしら…?ほっ、ほら、ルッキーニちゃん、早く洗い落としてらっしゃい…!!」

坂本少佐の口はミーナ中佐によって無理矢理塞がれた。
ああ、この二人もそういう関係なんだ…。

私の首筋にキスマークが付いてるのは洗い落とせばどうにかなるとしても、私がシャーリーとそんな関係になったのは、消しようの無い事実。

「おっはよう、ルッキーニ♪」
「シャーリー…!!」
「アハハ、昨日はスマンスマン」
「…スマンじゃ済む問題じゃないよ?だって私の事、抱いたんでしょ?」
「ゴメンね。ルッキーニの寝顔が可愛かったからつい襲っちゃった」
「…へ…?…私が寝ている間…?」
「そ、ルッキーニが寝ている間♪」

…つまりこういう事らしい。

私は昨日、普通に自分の部屋で眠りに就いた。
で、なんかの用でシャーリーが私の部屋に来た。

「おーい、ルッキーニー、なんかマンガ貸してくれない…って寝てるのか…。ちびっ子は寝るのが早いなあ」
「スー…スー……それは…食パンじゃない…よぉ…スー…」
「…なんの夢見てんだよ…」
「スー…」
「…こうして見てみると…ルッキーニって可愛いよな…。……ヤバッ、なんか…ムラムラしてきた……」
「うにゃ…」
「ルッキーニをお持ち帰りー♪」

《シャーリーの部屋

「んっ…」
「ごめん…ルッキーニ…私、ガマン出来ない…」
「にゃっ…」
「ルッキーニが可愛いのが、イケないんだからな…?」

~~~~~~~~~
「ルッキーニッ…可愛い…可愛いっ…よっ…」
「んんっ…あうっ…んんっ…」
~~~~~~~~~



「ってそれ結果的に私の了解なしじゃん!!それ犯罪だよっ!」
「ごめんっ!本当に反省してるっ!」成り行きとは言え、友達に手を掛けた事は悪いと思ってる!」
「おお…そんな真剣に謝られたら許さないワケには行かないじゃん…」
「…許してくれる…?」
「仕方ないよ。…もう済んだ事だし…///」
「ありがとう、ルッキーニ♪
ルッキーニは良い娘だよー♪」
「調子良すぎ…」
「じゃあさ、今度は合意の上でのエッチ、やらない?」
「へっ…///」
「というわけで、再びお持ち帰りー♪
私と天国に行こうー♪」
「にゃっ、にゃあああああ――――――っ!!!!!」

私はこの後、ひたすらシャーリーに攻められる事になる。
シャ、シャーリー…激しすぎ…だよ…///





~ちょっとしたオマケ~

「スマン…ミーナ…あれはっ…んっ…つい出てしまったんだっ…」
「ンフフ…♪全く美緒は、甘いわね…バレないように隠しているのに、あんた所でキスマーク云々言っちゃうなんて…。
……まだお仕置きが必要ね…美緒……♪」
「あっ…ミーナッ…ああっ…///」




END


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