宮藤芳佳の猛攻


 陽が昇る午前五時。
夜間哨戒を終えたサーニャが連合軍第501統合戦闘航空団基地に帰投していた。
そしていつものようにエイラの眠っているベッドに倒れ込む。
「むぅ・・今日ダケだからナー」
などと嬉しいのに何だかんだと照れ隠しをしながら、それでもサーニャを受け入れる。
 
 しかし、この日は珍しくサーニャは自室に戻っていた。
「エイラ、ここ私の部屋・・」
いつもは逆の立場にあることも忘れ、半分眠りに落ちながら呟く。
「そんなワケないダロー!」
サーニャを驚かせないよう配慮しつつも、しっかりと否定する。

 
 その時であった。サーニャから使い魔である黒猫の尻尾と耳が生え、頭の周囲にレーダーが発現される。
「ネウロイ・・」
ほぼ同時に基地内にサイレンが鳴り渡る。エイラ、サーニャは部屋を飛び出した。
走り際、サーニャはルームタグを確認する。
「ほら、私の部屋・・。まぁ私は別にエイラの寝てるところに行くだけだけど・・・・」
「なッ――― バッ、バカなコト言ってないで急ぐゾ!!」
一瞬気が浮つくも、エイラは敵襲だということを盾にエイラの無意識の攻撃を躱した。





 その朝、宮藤芳佳は一人で飛行訓練をしていた。いや、飛行をしながら考え事をしていたのだ。
人の、少女の貌をしたネウロイ――アレは何だったのか。僅かにだが、意思があるようにも感じられた。

 ――アレは坂本さんを撃墜した敵なんだ!!

そう思う。思い込む。しかし、あのまま誰も攻撃を仕掛けなかったらどうなていたのか。それを払拭することが出来ない。
 ――知りたい。異形と呼ばれるあの存在を――
 突然サイレンが鳴り響き、ミーナの指令が各々のインカムに一斉に送信される。。

<<ネウロイ飛来!現在、ドーバー海峡を飛行中、このままのルートだと約30分後には本基地に到達します!皆、急いで!>>

「宮藤です!現在ドーバー海峡近郊を個人飛行訓練中、このまま先行します!!」
言うな否や、芳佳はインカムの通信を切る。前回のこともある、文句を言われる前に連絡を絶ち、ネウロイを探索する。



 十数分後、芳佳は目的物を発見する。どうやら向こうもこちらを捕捉したようだ。
引き寄せられるように接近し、正面から対峙する。一見すると少女の風貌をしているが明らかに人間ではない存在。
少女の姿をし、ストライカーユニットを装着した真っ黒な異形と芳佳は対峙する。
 ――アナタは何なの?何を考えているの?
ふと、異形の胸元で目が止まる。
 ――コレ、どうなってるんだろう・・・・。
気になった芳佳は意を決して、触ってみることにした。
「うわっ、かったあ~~~!」
人間のモノとは全く違う無機質な触感。これでは芳佳は胸を揉むことは出来ない。
「あ・・・・でもこれはこれで・・・・・・・」
何でも良いらしい。
 暫くその硬質な胸を弄んでいると、ネウロイに異変が起きる。
奇妙にもソレは悶え始めたのだ。その様子を見ていた芳佳は興奮した面持ちで異形の秘所に手を伸ばす。
 ――あ、一応は穿いてるんだ・・・・!

 芳佳は楽しそうに下着をずり下ろし(――あ、下着はちゃんと布だ!)
機能するのかどうか判らない花園に触れる。
「うっわ!つるつるだ!!」
初めての触り心地に、芳佳は一層興奮を強める。
芳佳のパンツ――もといズボンは、止め処なく溢れる愛液でぐしょぐしょに濡れていた。
段々と手の動きが激しくなるにつれ、ネウロイは身震いを強めてゆく。
 ――わぁ、感じてるんだぁ・・・・
頬を赤らめ不敵な笑みを浮かべる芳佳。それから数分、芳佳は股間を責め続けた。
秘所を弄ばれ続けた異形は絶高みと近づいてゆく。そして――絶頂を迎えた。
その刹那、ネウロイの核が露出し、砕け散った。躰はバラバラに分解しながら海面へ落下してゆく。

<<宮藤ー!!!>> <<芳佳ちゃぁ~ん!!!>> <<芳佳ぁ~~!!>>
後発の魔女達が続々と集結する。
「あれ?ワタシ、撃墜しちゃいました・・・・・・」


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