ミーナのお仕置き強化月間
\ツチャッチャツツチャチャツチャツチャルルチャン♪/(アイキャッチ)
「美緒・・・・」
ミーナの呼びかけを無視して美緒はこちらに歩いてくる。
「全く困ったものだな・・・・お前のシュミは・・・・。」
「あら・・、何しに来たのかしら?」
呆れ顔で近付いて来る美緒に妖しい笑みを浮かべるミーナ。
「坂本さん!!」
窮地に陥っていた芳佳は安堵の表情を見せる。
そんな芳佳たちを見かねて
「本当にお前という奴は・・・・見ろ、リーネなんか幸せそうな顔をしているじゃないか。」
振り返ってその顔を確認する芳佳。しかし背中合わせに手錠で繋がれているため、その表情をうまく確認できない。
「これ以上変な趣味を持ったものを増やしてどうするつもりだ?責任を持てるのか?!」
美緒は更に一歩乗り出し、ミーナに詰め寄る。
「貴女は自分のやったことくらい責任を持てなくて軍人が務まると思う?」
「フッ、確かにそうだな・・・・いいだろう!ならば責任を取ってもらうぞ、ミーナ。」
美緒はミーナを自分の部屋へと連れて行く。
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「それで?私はどうすれば良いのかしら、美緒?」
美緒の部屋、扉の傍に立ったまま、畏怖の念さえ抱きそうな笑顔を美緒に向ける。
「その・・し・・・・にも・・・・」
恥ずかしそうに呟く美緒。その声は普段の美緒に比べ物にならない程小さく、か細い。
「うん?もう一度言ってみて?」
何が言いたいのかミーナには分かっている。しかし、美緒が自分の口で言わない限り彼女の望みを叶えることはしない。
「私にも・・私にもやってくれッ!!私もお前の虜になってしまったんだ!!!」
顔を真っ赤にしながら、自棄になったように叫ぶ。
「あのときお前が私にした事を忘れたとは言わせんぞ!!」
「・・・・・まぁ、よくできまし、た。」
悪魔のような笑顔を見せたまま、ベッドのそばに立っている美緒に近づく。
「でも・・それが人にものを頼む態度なのかしら?それに私はあなたの上官、口の利き方もなってないわねぇ・・。」
ミーナは上着の内ポケットを漁りながら更に接近する。
「上官に対する態度というものをしっかりと教育してあげなきゃあねぇ?私の美緒?」
その日、ミーナの“愛の鞭”の音が日が暮れるまで鳴り響いていた――。