One Step!
あたしがルッキーニと付き合い出して早1ヶ月。
最初はルッキーニの方から告白してきて、あたしは涙が出るほど嬉しかったけど、最近悩みがある。
…あたし達の関係がなかなか進展しないこと。
告白されてからエッチはおろかキスすらしてくれない。
てかいくら何でもガード固すぎだろ…。
正直、欲求不満だ。
そこであたしは強引ではあるけど、行動に出る事にした。
あたし達が、一歩進む為に。
―――One Step!―――
《シャーリーの部屋
「なあルッキーニ」
「なにー?」
「あたしら付き合ってるよな?」
「うん」
「じゃあさ、なんでキスくらいさせてくんないの?
なんか寂しいんだけど」
すると、ルッキーニの顔が見る見るうちに赤く染まる。
「そっ…そんなの出来るワケないじゃんっ…!//////」
「なんで?だってあたしら恋人同士じゃないか。普通にキスくらいすんだろ」
「だ…だって…//////」
こういう事に関して動揺する辺りは天才とは言え、まだまだ12歳のお子ちゃまか。
あたしはそんなルッキーニがますます愛おしくなって、思いっきり抱き締めた。
「シャ、シャーリー…//////」
「う~っ、やっぱりお前可愛いよ!!」
「シャーリー、苦しい…!胸が…//////」
「あんまり可愛い事言われると、あたしますますお前の事好きになっちゃうだろ…!」
「あたしだって…シャーリーの事毎日好きになっていってるんだよ…!」
「なら、キスくらいいいだろ」
「そっ、それは…//////」
うーむ、まだ渋るか…。
なら…
「あたし知ってるんだぞ~♪」
「な、なにが…?」
「お前、毎晩寝言であたしの名前呼んでるだろ~♪
お前夢の中であたしと何してんだよ」
「そそそそそそれは…っ!!//////」
うん、こりゃ夢の中では欲望爆発とみた。
「…もしかしてお前、あたしとエッ…」
「言うな!バッ、バカシャーリー!!」
あたしの言葉を遮るようにルッキーニはあたしの口を塞いだ。
どうやら図星のようだ。
「…なんだよ、ルッキーニだってシたいんじゃん」
「なっ、なんで服脱ぐの…!?」
「なんでって、そりゃお前、今からするからに決まってるじゃん」
「ええええええええ!!!!!//////」
「だって夢の中にまで見るって事は、あたしとシたいって事だろ?」
「うにゃ~//////」
「じゃまずは、キスから、だな」
そう言うと、あたしはルッキーニをベッドに押し倒す。
「ちょ、ちょっと待って、シャーリー」
「ん?何?まだ抗うのか?」
「ち、違うよ…。その…あの…」
「?」
ルッキーニはいきなりモジモジし出して、呟く様にあたしに言った。
「や、優しくしてね…?」
………ルッキーニ、お前、あたしをどんだけ壊すつもりだよ。
そんな事言われて、優しく出来るワケないだろ……
「……」
「どうしたの…?シャーリー…?」
「…ごめん、ルッキーニ…」
「えっ…」
あたしは無理矢理ルッキーニの唇を奪った。
「シャ、シャーリー…!!」
あたしは獣の様にルッキーニの唇を貪る。その光景は他人から見れば滑稽だろう。
でもそんな事はどうだっていい。
今は目の前のルッキーニを味わいたい。
「シャ…」
「ルッキーニ…ルッキーニ…!」
どれだけ、口付けを交わしていただろう。唇をようやく離す。
「シャーリー…えっち…//////」
「ルッキーニがあたしを壊したんだよ。
お前があんな事言わなかったらあたしだってあそこまで壊れなかったぞ」
そう言いながらあたしはルッキーニの服のボタンに手をかける。
「ちょっ…シャーリー…!?//////」
「だから言ってるだろ。ルッキーニがあたしを壊したから、あたしもう止まんないよ」
「シャーリー…こういうのって、もうちょっとしてからの方が…」
「大丈夫だよ。あたしがリードしたげるから」
あたしはルッキーニの服を半分脱がして、ズボンに手をかける。
そしてあたしも服を脱ぐ。
「シャーリー……//////」
「なんだよ…もう濡れてるじゃん…」
「言わないで…」
ルッキーニの泣き顔は私のS心に火を点けるだけで、抑制力は働かなかった。
私はルッキーニのアソコに指を入れながら、ルッキーニの耳元で囁く。
「あたしに何されるか分かってたから…こんなに濡れてるんだろ…?」
「ちっ…違うもんっ…!」
「隠さなくてもいいって…。
寂しかったろ…。あたしが気持ちよくしてあげるからな…?」
「シャッ…シャーリーィ…!!」
あたしは更にルッキーニの奥へ指を進める。
その度にルッキーニは高い声をあげる。
その声は何かを欲しがるかのように。
「シャー…リー…ッ…」
「なんだ…?」
「…おっぱい…触りたい…」
こんな時でもあたしの胸か。まあ、そこが可愛いんだけど。
「いいよ…ほら」
あたしはルッキーニに胸を差し出しながらも、尚も執拗に、ルッキーニを攻め続ける。
「どう…?あたしのおっぱい…」
「気持ちいい…よ…」
「嬉しい…。じゃあご褒美あげるよ」
あたしは更にルッキーニの奥を強く掻き回す。
強く、強く。
「ひぃ…あっ…!シャッ、リィ…!」
「ほら、手が止まってるよ…。
…そうだ、ねえ、あたしのおっぱい、舐めて…。あたしも気持ちよくなりたいから」
「…うっ…うんっ…!」
あたしはルッキーニのアソコに、ルッキーニはあたしの胸、お互いに刺激を与え合う。
「ルッキーニ…お前の中、スゴく熱い…。お前、本当にエッチだな…」
「違うもん…!シャーリーがあたしをえっちにしてるんだもんっ…!」
「エッチなルッキーニ…あたし、好きだよ…」
「シャーリー…」
ルッキーニの目が潤んでいる。
…もう、イくのかな…
「シャッ…リィ…あたしもう…ダメっ…だよっ…」
「イくんだな…?ルッキーニ…。ほらルッキーニ…」
「シャッ…シャーリーィィィ……!」
ルッキーニはあたしの胸を掴みながら、果てた。
ルッキーニの顔は満足そうだった。
―――――――――――――――――――
「あーっ、良かったなぁー!」
「……」
ルッキーニは私とは逆向きに寝ている。
「どうしたんだよ、ルッキーニ」
「……シャーリーのエッチ……」
「何言ってんだよ。ルッキーニだってこれを望んでたんだろ」
「…そりゃそうだけど……うにゃ…」
「あたしだって本当はキスだけで済ませようと思ったんだけどさ、ルッキーニがあそこで『優しくしてね』なんて言うから。
あたし止まんなくなっちゃったんだよ」
「うにゅ~//////」
あたしはルッキーニの頭を優しく撫でる。すると安心したのか、ルッキーニはあたしの胸に顔を埋める。
「シャーリー…//////…もっとナデナデして…//////」
「はいはい…♪」
「…あたし達の関係、一歩前進、かな」
「一歩どころか二歩も進んじゃったけどね」
ルッキーニはあたしの言葉を聞いて顔を真っ赤にする。
「ね、シャーリー」
「ん、なに?」
「……もう一回…しよ…?//////」
「ハハハ、やっぱりルッキーニはエッチな子だな♪」
そう言うとあたしは第2ラウンドを始める為にルッキーニに被さる。
―――――――――――――――――――《その様子をコッソリ覗いていたトゥルーデとエーリカ
「なっ、なっ、何をしているんだ、あの二人は…!!//////」
「シャーリーだいたーん」
「まっ、全く色恋沙汰に現を抜かすなど、軍人のやる事じゃないっ!」
「そう言ってトゥルーデ、顔メチャクチャ真っ赤だよ~♪」
「うっ、うるさい!」
二人の間に妙な空気が流れる。
「…ねえ、トゥルーデ」
「…なんだ、エーリカ」
「私達も…一歩進んでみない…?」
「………バカか………」
「……好き、トゥルーデ」
「……エーリカ」
この日、501部隊には、二組の「一歩進んだ」カップルが誕生した。
END