無題


私、宮藤芳佳は…

はっきり言って、おっぱいが大好きです。

でも、お友達のリーネちゃんは恥ずかしがって触らせてくれないし、シャーリーさんは触ろうとするとルッキーニちゃんに怒られるし、坂本さんやミーナ中佐はそれこそ怒られるし…

ついつい手が出そうになるのを堪えるのが大変だったんだけど…
とってもいい方法を思いついちゃいました。


夕御飯を終えた私は、早速ターゲットの人物の部屋を尋ねた。

「誰だ……あ、み、宮藤!」

ドアを開けたその部屋の住人は、バルクホルンさん。
私を見て、少し慌ててる。

「こんばんは。ちょっとだけ、お邪魔してもいいですか?」
「あ…あぁ。どうぞ」

私はぺこりとお辞儀して、部屋に入らせてもらった。

「どうしたんだ?こんな時間に」

バルクホルンさんは、ほんのりほっぺたを染めてこっちを見る。
初めの頃は怖そうな人だと思ってたけど、最近はとっても可愛いなって思う。
年上の人に「可愛い」は失礼かもしれないけど…
でも可愛いんだもん。

「あの、バルクホルンさんにお願いがあって…」
「何だ?私にできる事なら、力を貸すぞ」

自分で考えた事なのに、ちょっと言うの恥ずかしいな。
でも言っちゃえ!

「あの……おっぱい触らせてくれませんか!?」


私のそのセリフの後、ちょっとだけ間が空いて。

「は…はああぁっ!?」

バルクホルンさんは間の抜けた声を出した。
…当たり前だよね。

「な、何を言って…そんな、おっぱ……って…!」

真っ赤になって慌ててるけど、怒ってはないみたい。もう一押し!
私は、対バルクホルンさん用に考えた必殺セリフを言った。

「お願い、お姉ちゃん!」
「……!!!!」

バルクホルンさんは固まった。

私に「お姉ちゃん」って言われるのが好きなのかも、って気付いたのは最近の事。
この前、食堂でリーネちゃんの兄弟の話を聞いてる時、何気なく「いいなぁ、お姉ちゃん」って言ったら、横にいたバルクホルンさんが飲んでいた紅茶を吹き出した。

その時は不思議に思ったんだけど、後でハルトマンさんに、私はバルクホルンさんの妹さんに似てるって聞かされてピンときた。
それなら、甘えてみてもいいかもって。

「お姉ちゃん…」

じっと見つめると、バルクホルンさんはますます赤くなった顔でぽそっと呟いた。

「……少し、だけなら……」

やったぁ!作戦成功!

「ありがとうございます、お姉ちゃんっ!」
「わっ…!」

むぎゅっと抱きついたバルクホルンさんの体は、熱が出たみたいにあったかかった。



「じゃあ、ちょっと失礼しますね」

二人でベッドに座って、少し体を固くしているバルクホルンさんの胸に手を伸ばす。
ぷにっ。

「はわ…」

どうしよう。想像してたよりずっと柔らかい。
お風呂とかで見た時、けっこうおっきいな~って思ってたけど…

ぷにぷにぷに。
うう、クセになりそうな触り心地…

ぷにぷに、むにゅっ。

「うっ…」
「あ、ごめんなさい!」

あまりにも気持ちよくて、思わず強く掴んじゃった。

「痛かった?お姉ちゃん…」
「~っ…」

胸に顔を埋めると、バルクホルンさんはぎこちない手付きで抱き締めてきた。
ほっぺたに柔らかいのが当たって、すごく気持ちいい…

「はぁ…お姉ちゃん…」
「!ちょ、宮藤っ…」

我慢できなくて、上着のボタンを外していく。
バルクホルンさんは焦ってるけど、止めようとはしない。
下着をずらして、露になった乳房に直接頬擦りした。
はわわ、気持ちいい…

「ッ…みやふじ……ん…」

見上げると、バルクホルンさんは何かを堪えているような顔で小さく震えていた。
目をぎゅって瞑って、りんごみたいに真っ赤。

もしかして、バルクホルンさんも気持ちいいのかな。

ゆっくり撫で回していた手に力を入れて、ちょっと強めに揉んでみる。

「あっ…!」

バルクホルンさんの口から高い声が出た。すぐに慌てて口を押さえてる。
なんだか私も顔が熱くなってきて、こくんと喉が鳴った。

「お姉ちゃん…」
「あ…ん、だめだ…宮藤ぃっ…」

いやいやと首を振るバルクホルンさんを尻目に、私は夢中で胸を愛撫した。
手に吸い付くように滑らかで、壊れないプリンみたいな柔らかいバルクホルンさんのおっぱい…

はあぁ、天国だぁ…

私は甘い香りと柔らかさに包まれたまま、目を閉じた…


――――――


「…ふじ……宮藤」
「んぅ~…」

目を開けると、バルクホルンさんの顔が、視界の両側から何かに阻まれてちょっとだけ見えた。
あれ…なんだろうこれ?あ、ぷにぷに。
そっか…私、抱き付いたまま寝ちゃったのか…

「全く…全然離れないから、動けないじゃないか」
「ふぁ…ごめんなさい…」

目を擦りながら体を離す。…ちょっと寂しい…

「あの…今度また、触らせてもらってもいいですか?」

衣服を整えるバルクホルンさんにお願いしてみる。
ボタンをはめる手が一瞬止まって、また顔が真っ赤になった。

「…仕方、ないな…」

零れたのは、否定の言葉じゃなかった。

「ありがとう!お姉ちゃん大好きっ!」
「なっ…!」


抱き付いたほっぺたにまた触れた柔らかさに、胸がキュンとした。


えへへっ、優しくて柔らかいお姉ちゃん、ゲット!


続き:0203

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