無題


就寝時間が近付いたある夜のこと。

廊下を歩いてたら、宮藤が「よしっ」とか言って軽く気合いを入れていた。
何故か、トゥルーデの部屋のドアの前で。

そのままドアをノックし、トゥルーデは宮藤を部屋に入れた。
ちょっと気になって、外から聞き耳を立ててみたら…

「あの……おっぱい触らせてくれませんか!?」

うわ。なんてストレートなセクハラ宣言だ。
しかしトゥルーデは、それを了承したらしい。
「お姉ちゃん」とか言われてデレデレしちゃって。
えっちな声まで出しちゃって。

これはちょっと、お仕置きが必要だよね。



宮藤がトゥルーデの部屋から出て、自分の部屋に戻ったのを確認してから、ノックしないでトゥルーデの部屋に入った。

「うわっ…エーリカ!」

ちょっと慌ててるトゥルーデ。顔が真っ赤。

「ノックをしろといつも言っているだろう!全く、お前は…」
「トゥルーデ」

いつものお説教を遮るように呼ぶと、トゥルーデは少し驚いたみたいだった。

「今さ、宮藤と何してた?」
「…!」

かあぁっと赤くなるトゥルーデ。
可愛い。可愛いんだけど…今回は許さないよ。

「ここ、触らせてたでしょ」
「っあ…」

つかつかと近づいて、トゥルーデの胸をきゅっと掴んだ。

「トゥルーデのここは、私のなのに」


クリスに似てるからって、ほんと宮藤に甘いんだから。
私以外の人になんて触らせたくなくなるように、しっかり教え込んであげなきゃ。

「お仕置きだっ、トゥルーデ!」
「うわっ!ちょ、エーリカ!」

がばっと飛びかかって、二人一緒にベッドに沈んだ。

「や、やめろエーリカ!」
「い、や、だっ」

トゥルーデは口ではやめろって言うけど、ちょっと罪悪感を感じているのか本気では抵抗してこない。
なんだかんだ、私のこと大好きなんだよね。へへー。

「トゥルーデ、自分で服脱いで」
「っ…」
「ほら、早く。私にも見せてよ」
「…今回だけ…だからな…」

トゥルーデは素直に上着のボタンを外し、シャツも脱いだ。
胸元はほんのり赤く色付いてて、じっくり宮藤に弄られたんだっていうのがわかる。
また、ちょっと嫉妬心が生まれてきちゃった。

「トゥルーデのえっち」
「あっ、こら…!」

ぐいっと下着をずらして、ぷるんって飛び出たトゥルーデの胸を両手で鷲掴む。
やっぱりふわふわで柔らかい。宮藤にはもったいないよ、この極上のおっぱいは。

「は…ぅ、ん…」

ちょっと強めに揉んだだけで、完全に表情がとろけちゃってる。


「ん…」

胸に顔を寄せて、起ち上がった先端に軽く口付ける。

「!や、エーリカ…!そこはやだっ、あ…!」

口に含んで軽く吸い上げると、トゥルーデはびくびくと背中を反らせた。
胸、弱いんだから。

「ほほでいっひゃいイふまで、ゆうひへあげにゃい(ここで一回イくまで、許してあげない)」
「ひゃ、喋るなっ…」

ぴちゃぴちゃ舐めたり軽く歯を立てたり。
空いてる方も、指でたくさん捻ってあげる。

「あぁっ、ぁ…ひうぅっ…」

トゥルーデの声にだんだん余裕がなくなってきた。
きゅっとシーツを掴んで耐えてる姿がたまんない。

「エー…リカぁっ、…ッッ!」
「むぐっ!」

突然むぎゅっと頭を抱き締められ、トゥルーデは大きく痙攣した。
…あー、柔らかい…でもちょっと苦し…

「…っは…ぁ…」
「ぷはっ!ふぅ…」

トゥルーデがくたっと脱力し、それと同時に解放される。

「もう、窒息死するかと思った」
「大袈裟だ、馬鹿…はぁ…」

絶頂の余韻が残ってるのか、トゥルーデの瞳はとろんと潤んでいて、とても扇情的だ。
これはお仕置きだもんね。休む暇与えちゃダメだ、よし。


私はすぐにまたトゥルーデに覆い被さって、ズボンを脱がせた。

「うわ、トゥルーデのズボンびっしょびしょ…」
「ちょ、エーリカ!まだするのか!?」
「当たり前じゃん、トゥルーデだってこんなに濡れてるし」

ズボンをひらひらとなびかせてみせると、トゥルーデは真っ赤になって目を反らした。

「これだけ濡れてれば、慣らさなくても大丈夫だね」
「え、あ…あんっ!」

想像通り、トゥルーデのそこはなんの抵抗もなく私の指を飲み込んだ。

「ほら、二本一気に入っちゃった」
「やっ…言うな、そんなことっ…」

トゥルーデがきゅっと目を瞑ると、同時に下も私の指をきつく締め付けてくる。
Mっ気あるからなぁ、トゥルーデは。
ミーナと相性いいんだろうな、いろんな意味で。私のだからあげないけど。

「ね、トゥルーデ」
「ひうっ…」

くいくいと指を曲げながら顔を覗き込む。
快楽に歪んだ顔で、恐る恐る私を見つめるトゥルーデ。

「トゥルーデは誰のもの?」
「あ、なに…言って、んん…」
「だーれーの?」
「ああんっ!」

親指でぐっと敏感な肉芽を押し潰すと、トゥルーデはびくんと仰け反った。

「ほら、トゥルーデ…」
「…、エーリカぁ…」
「ん?」
「エーリカの、だから…も、許してくれ…」



きゅっと軍服を掴まれて、涙をためた綺麗な目に見つめられた。
……反則だよトゥルーデ。

「仕方ないな、もう」

そっと額にキスして、許してあげるのサイン。

「ぁんっ、あ…エーリカぁ…」
「トゥルーデ、可愛いよ…私の、トゥルーデ…」

優しく指を動かして、絶頂へ導いてあげた。



トゥルーデは、イったと同時に意識を手放しちゃった。
このまま隣で寝たいけど、最後の仕上げしなきゃ。
トゥルーデの部屋を出て、宮藤の部屋へ走る。

「あ…ハルトマンさん。どうしたんですか?」

もう寝ようとしていたらしく、宮藤は寝間着姿だった。

「宮藤~。今度私のトゥルーデに手を出したら承知しないからなっ」
「え…あ、ああのっ…ごめんなさい!」

何の事を言ってるのかわかったらしく、宮藤はぺこりと頭を下げてきた。

「触りたけりゃ、リーネにお願いすればいいのに」
「だ、だってリーネちゃん、すごく恥ずかしがって…」
「馬鹿だなー、それは宮藤の事が好きだからだよ。本当はたっくさん触ってほしいんだよ、リーネは」
「えっ…」

宮藤はぽっと頬を赤くして、ぱちぱち瞬きした。

「ほら、きっと宮藤の事待ってるよ。行ってこい!」
「は、はいっ!リーネちゃん待っててね!」

宮藤は真っ赤な顔のまま、ばたばたと廊下を走っていった。

「いしし、たんじゅーん」

明日二人がどうなってるのか、楽しみだ。
さあて、私専用の胸枕で眠りにいこっかな。


元話:0182

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