無題


「サーニャそこはこうしたほうがよくないか?」エイラが慣れない譜面と格闘していう。
サーニャもうーんと唸ってにらめっこした。今日は芳佳はいない。今日は、坂本少佐達と訓練を行っているのだ。
エイラは、サーニャの曲作りのために来たのだ。
サーニャは今朝送り出すのに「すぐ終わるからね」なんて甘えて云っていた芳佳を思い出した。
サーニャは思った。(ベッドの中じゃ激しいのにな)サーニャは思わず笑ってしまった。
自分と近い境遇の芳佳とは友達以上の関係だ。エイラは思わず見とれてしまった。サーニャはビックリした。
「ご、ごめん!」エイラはあわててあやまった。
サーニャの色気は昔から人をひきつけさせ、くらくらさせる作用がある。だからサーニャが芳佳と行為に及んだと分かっていても、時折その色気に他のメンバーも見とれてしまう時がある。
エイラも今、その作用にかかってしまったのだ。

 サーニャは、変な様子のエイラの顔をを思わずのぞきこんだ。
そして指でつんと小突いた。エイラもサーニャにおかえし、とばかりに髪をくしゃくしゃする。二人は猫のように戯れた。
エイラは前々からサーニャを欲しいと思っていた。
部屋のベッドの上で、ましてや二人の仲を見せ付けるように部屋が開け放たれたまま芳佳に抱かれ、しがみつくように芳佳に両腕を回し、喘ぐサーニャはセクシーそのものだった。
もともと肉質が薄く、ほっそりして色白でなめらかそうな肌を持っているサーニャは何をしてもさまになった。
まさにギリシア彫刻そのものだった。
サーニャが本を読んでいるとき、長い睫が伏せるようになっているのはまた美しい。エイラも睫が長いが、少し意味が違う。
エイラは、サーニャの髪の匂いを嗅ぐのが好きだ。サーニャの髪からは、ほのかに色気が漂ってくるのだ。
他の仲間と比べて長めの髪がより一層華を添えている。

 エイラは求めれば求めるほど芳佳が憎くなった。
サーニャは自分のもの。芳佳のものではない。そんな怖い考えが浮かぶのだ。エイラは考えた。
媚薬を飲ませてサーニャを襲ってしまおう、と。
サーニャがコーヒーを持ってきた。「具合悪いの?」サーニャが、エイラのマイカップに入れたコーヒーをエイラの前に出す。
「ううん、全然」エイラはサーニャの顔を見ながら答えた。
サーニャは後から自分の分も持ってきてトイレに行ってくる、といって一旦席をたった。
エイラはその間にポケットから媚薬を取り出しサーニャのコーヒーに入れるとかき混ぜた。粉末になっているので分かりにくい。
これは、整備士の人にこっそりお願いして手に入れてもらったものだ。もともと、特殊なプレイが好きなカップルが使うものらしい。
やがてサーニャが戻ってきた。サーニャは気づかずにそのコーヒーを飲んだ。

 サーニャはなんだか急に具合が悪くなってきた。
「あれ・・・?エイラ・・私なんだか身体が熱い・・」サーニャは眼がとろんとし、息が荒くなっている。
エイラは心の中で(媚薬の効果が出たな)と思った。
そしてわざとらしくサーニャに優しく話しかけた。「サーニャ、大丈夫?熱いってどうしてほしいんだ?」エイラは、サーニャに話しかけながらサーニャの柳腰に触れる。
サーニャはピクン、と反応した。
媚薬で身体が敏感になっているのだ。「熱い・・少し横になりたい・・・」サーニャはますますとろんとしてきた。
エイラはサーニャの身体をひょいと抱え上げ、寝室に入るとベッドに横たえた。サーニャはエイラを信用しきっていた。これから自分がされる事を知らずに。
「熱いならさ、ちょっと前開けようか」エイラはそういって、サーニャのシャツに手をかける。瞬く間にサーニャのきめ細やかで乳白色色とも取れる肌があらわになる。
エイラは、サーニャにいきなり覆いかぶさった。「サーニャはかわいいな。これからは私のものだぞ」エイラは、サーニャに不適な笑みをかける。
サーニャはエイラの言葉の意味が分かり、必死に抵抗した。「エイラ・・なに、これ・・」しかしその必死の抵抗もむなしくあっという間に身包み剥がれてしまった。
媚薬のせいで身体がいうことをきかないのだ。

 エイラはサーニャの顎に手をかけ、「綺麗だな・・」と囁くと唇を奪った。
「ん・・・っ・・・、やだ・・・」サーニャから嫌がる声が出る。エイラの舌はサーニャの意思とはおかまいなしに口内に侵入し、絡みつく。
舌がくちゅくちゅと絡みつく音と同時に、サーニャの口の端から唾液がつーと滴り落ちる。
エイラは、サーニャの乳首に口付けした。サーニャの敏感になった体が反応する。サーニャの眼には涙がたまっている。
エイラは、サーニャの首筋に舌を這わせた。
そして片手でサーニャの脚を愛撫し、徐々に下へ、下へと下げていくとやがて花園で止まり、内股を撫でてから花園に指を挿入した。
媚薬で既に濡れきっているサーニャの花園からはちゅぷ・・という卑猥な水音がした。
エイラが指を増やすごとにサーニャの花園は音を増しエイラの指を濡らした。

 エイラの指の動きに従って、サーニャの花園は卑猥な声を上げる。
次第にその音も、サーニャの声も多きなくなった。サーニャは媚薬で麻痺した体で必死に声を上げまいと、手で口を覆う。
そんな必死の抵抗もエイラには通用しなかった。
エイラは、サーニャの花園が出した蜜がついた指を抜くと、わざとその指を舐めた。「サーニャの蜜は甘いな・・」
エイラの甘い声がサーニャの耳元で響く。サーニャはいやいやをやった。その仕草がかわいらしくて、エイラはサーニャをもっと虐めたくなった。
そして彼女はサーニャの首筋を舐め、吸い、開かせた脚を更に開脚させると自分のものをあてがった。
サーニャの陰部は先ほどの指の刺激により、ぐちょぐちょに濡れて動かしやすかった。エイラが動くたび、サーニャの花園がぬる・・ぬちゅ・・という卑猥な音を出す。
もともと色白のサーニャは、溢れて脚に垂れた蜜がやけにいやらしく映えた。サーニャは、口の端からよだれが垂れている。
エイラに盛られた媚薬のせいで、身体が敏感になたせいだろう。色白の肌に火照ってピンク色になった身体はセクシーそのものだ。乳首はぷっくりと上がっている。
エイラは、サーニャの陰部に自分のもの密着させて動かしながらサーニャの愛らしい乳首を舐めた。「ぁ・・っ・・いやぁ・・・、エイラ・・・」サーニャの身体がびくんと反応した。
サーニャは敏感になったせいか、暫くして果ててしまった。

サーニャは、もう終わったかと思った。だが違かった。
「お尻の穴も沢山かわいがってあげないとな。もうぷくってしてるぞ?」エイラは小悪魔な笑みを浮かべ、サーニャの耳元で囁いた。
サーニャは聞きたくない、という顔をした。
そしてエイラはサーニャを四つんばいにさせて尻の穴を舌でれろれろと愛撫し始めした。サーニャはひくひくさせた。
エイラの舌はサーニャの門が排出した蜜をじゅーっと吸ったりした。
こうしてまたサーニャの身体はもてあそばれた。エイラは思った。(こんな恥ずかしい姿、芳佳ちゃんに見られなくない・・)

息を切らすサーニャにエイラはにやりとし、いった。
「いやらしい子にはお仕置きが必要だな」エイラは、舌なめずりした。いつもはかわいいサーニャが、こんなに女らしくなるのははじめてだ。
「なんで・・こんなことするの・・・っ」サーニャはまだ媚薬の効能が切れないままいった。
「何故って?サーニャが好きだからさ、サーニャ。好きで好きでたまらないんだ」エイラはそういって、サーニャの手足を縛り、ローターを挿入して激しく動かした。
手を挿入されたサーニャの花園はびくびく動いた。「かわいいな・・サーニャ」エイラはサーニャの耳たぶを舐めた。
花園から蜜が半端ない量溢れている。

芳佳は帰ってくると、寝室からセックス特有の声が聞こえるのがわかった。
(なんだろう・・?浮気?まさか、ね・・・)そう思いつつ、寝室を開けると、手足を縛られ、手を入れられて苦しむサーニャがいた。
その側にはなんとエイラがいた。
「サーニャちゃん・・・酷いことされたんだね」芳佳は急いで駆けより、助けようとした。ところが――。
エイラの止めが入った。「宮藤、サーニャは今日から私のものなんだ。宮藤のものじゃないぞ」芳佳は、エイラに平手打ちを食らわせた。
サーニャは身動きがとれず、なにもできない自分を憎んだ。
エイラは唇から出た血を手で拭うと芳佳に見せ付けるように、ローターを引き抜き、指ですっかりぐちょぐちょになった花園をいじった。
サーニャから声があがる。
サーニャは眼で芳佳に(ごめんね・・)と訴えかけた。芳佳はそれがわかったのか、悲しそうに首を振った。
エイラは、二人を見てとりあえず帰ることにした。
サーニャは、エイラが帰ると嗚咽を立てて泣き出した。「私・・・エイラに・・なにかされて・・・」芳佳は何も云わず抱きしめた。
芳佳とサーニャはこれで最後だと分かると、心をこめて身体を交わらせた。
その日以来、サーニャは再びエイラのものとなった。


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