無題
美緒はミーナの頬を撫ぜ、そこにキスをした。
ミーナは照れて笑っていた。
勿論、自分達の部屋だったので、他人の目を気にすることはなかった。
美緒が、愛するミーナのを抱き寄せながらいった。
「なあミーナ」
「なに美緒?」
ミーナは美緒の胸に寄りかかって答えた。
「あの曲、リリー・マルレーンといったか?ありがとう。私は気にいったぞ」美緒が笑った。
相変わらずラブラブ光線が飛び交っていた。
「それは本当によかったわ」ミーナがもっと強く美緒の胸に顔を押し付けた。
「あなたが気に入ってくれて嬉しいわ」
「ん・・美緒、抱いて」
「気の早い奴だな・・・」美緒はミーナの唇を奪った。
「今日はお前、上に乗ってみてくれないか」
「え・・?騎馬でするの?私、ちょっと恥ずかしい」ミーナが頬を赤らめた。
美緒は耳元で「ミーナを滅茶苦茶にしたいんだ」と囁いた。
ミーナはちょっと恥ずかしがると、自分から服を脱いで美緒の上に乗った。
「ミーナ、自分で挿れてみろ・・・」
ミーナは恥ずかしがって、しばらくもじもじしていたが、やがて美緒の股間にディルドを挿入すると自分のものをあてがった。
美緒は下から責めた。責めて責めてこれでもか、といわんばかりにミーナを悦ばせることに専念した。
美緒の激しい突きや強く動く腰にミーナは芯から感じてカナリアのように鳴いた。
とうとうミーナは貧欲に、自ら腰を動かしだした。
その官能的な仕草は、更に美緒を興奮させた。
細い腰をくねらせ、ただただ鳴くミーナは官能的だった。
その仕草で激しくしてしまう美緒であった。
「美緒っ・・お願い、もういかせて・・・・」
お互い繋いだ手を固く握ってミーナが言う。
クライマックスが近づいていたミーナは、ディルドをきつきつに締め上げながら喘いだ。
美緒は苦しげになんとか、ミーナの下で果てた。
そして蜜でミーナを汚したのだった。
美緒は、ミーナを四つんばいにさせると、今度は後ろから舌でぬるぬるになったそこを愛撫しはじめた。
「ゃんっ!!・・はぅぅ・・・・・」
ミーナは思わず喘ぎを漏らした。
美緒のいやらしい舌が、ミーナのそこをとらえる。
ぐちゅ・・くちゅ・・といやらしい水音がホテルの一室に響いた。
美緒はミーナを仰向けにし、脚を高くあげさせ愛撫を続けた。
ぞくぞくとする快感に、ミーナは思わず腿で美緒の頭をきゅっとはさんだ。
その仕草に興奮したのか、美緒の舌の動きは早くなった。
ミーナはひときわ大きな声で鳴いた。
やがて愛撫をやめると、指で刺激した。
「かわいいミーナ・・愛してるぞ・・・」
「あぅ・・・あぅっ」
ミーナの言葉は意味をなさなくなってきた。
美緒はゆっくりと指を奥に進める。
ミーナはびくんと反応し、切なげな声を漏らす。
美緒はますます興奮し、指をもう一本増やすと、奥で動かした。
「可愛いぞ、ミーナ・・・一生私のものでいてくれ・・・・・」
こうして二人は散々行為に及ぶのだった。
おまけにミーナは、騎馬でも果て、更に指でも果てた。
二人が目を覚ますと時刻は夕方になっていた。ペリーヌが夕食で呼びにきた。
「おはようございます、お二人様。早く服を着て食堂にきてください。今日はミーナ中佐の大嫌いなヒラメですって!!!」
「ん・・?ペリーヌ・・・?」最初に起き上がったのは美緒だった。
ペリーヌは一瞬美緒の裸が見えたが濡れてたところを隠し、平静を装った。
次にミーナがおきた。
「美緒、大丈夫?」ミーナが美緒に軽くキスする。
「美緒、おんぶして・・・・・」
ミーナがまた甘える。
「まったっくしょうがないな」美緒がこらこら、という顔をしながら服を着た。
美緒はミーナに背をさしだした。
ミーナは美緒の背中に細い両腕を回した。
よいしょ、と美緒は立ち上がった。
ミーナは美緒の肩に顔をうずめている。
部屋の外で待っていたエーリカが「ミーナ、熱々だね~」と冷やかすように言った。
「美緒って、がっしりしてるのね・・・」ミーナはつぶやいた。
「なに?今なんて言ったんだ?」美緒がミーナを振り返ったので、2人のほおが接触した。
またミーナは顔が赤くなった。
ミーナは恥ずかしがって美緒の背中から降りた。
皆で楽しく食事した。
「やっぱりこのお魚おいしくないわね・・・・・」
これまで我慢して食べていたミーナがぽそっと言った。
その横で美緒が笑う。
「はっはっは、ミーナは本当そういうところは変わらないな」
エーリカとトゥルーデもつられて笑った。
完