ミーナさん崩壊シリーズ「私を止めて!!」
「美緒、私トゥルーデと結婚するの」
「そうか、幸せにな」
「…止めないの?」
「何故止める必要があるんだ?
バルクホルンと結婚するという事は非常に幸せな事じゃないか」
「私は美緒が好きなの」
「ああ、分かってる。でもそれ以上にバルクホルンが好きなんだろ?
なにせ結婚するくらいだもんな」
「……」
「ほら、他のみんなにも伝えて来い。
私バルクホルンと結婚するって」
「美緒の…」
「ん?」
「美緒のバカ―――――――――――――――――ッ!!!!!!!!!」
「……勝った(ニヤリ)」
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「坂本少佐」
「ん?どうしたバルクホルン」
「ミーナの姿が見えないんですが」
「そういえば昨日から見てないな」
「坂本少佐ー!」
「どうしたリーネ」
「バルクホルンさんの部屋にこんな置き手紙がっ!!」
「手紙…?」
『私の美緒へ
嗚呼 貴女はなんて悪い女―ひと―
私が貴女の気を引く為に嘘までついたというのに
貴女が空気を読まず トゥルーデと結婚すればなんて言うから
死にます 私はもう死にます
さようなら みんな そして愛しの美緒
貴女のミーナより
PS:司令室にいます』
「……………………………………………」
「坂本少佐?」
「あ、いやなんでも無い。すまん、ちょっと用事が出来た」
「はあ…」
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「ミーナ」
「美緒、なんで来たの!?」
「なんでって、お前場所書いてただろ」
「あら、見つけたの?
流石私のお婿さ「いいから帰るぞ。今のままじゃお前は頭の痛い18歳だ。病院行こう今すぐ」
「嫌よ!っていうか私は正常よ」
「今までの行動が正常な人間が起こす事か!」
「だって貴女に私を見て貰いたかったんだもの!」
「…あのなミーナ。
私に見て貰いたいなら、まだ手段はあるハズだろ」
「…だって」
「私は何もお前の事が嫌いとは言っていない。だから落ち着け、な」
「…分かったわ。今度からはアタックするのは週7(要するに毎日)から週6にするわ!!」
「(あぁ~…そういう事を言っているんじゃないのだが…。しかも週7から週6って全く変わってない…)
…ああもうそれで良いよ…。だからミーナ、戻るぞ」
「あら、手を繋いでくれるの?」
「きょっ、今日だけだからな…///」
「(フフッ、美緒の照れ屋さん♪)
…ええ♪」