サーニャさん崩壊シリーズ「Принцесса быть Меня(私がお姫さま)」


某月某日、エイラの部屋にて──

「ねえ、エイラ」
「うん?」
「お姫さまだっこ、して」

ブーッ(AA略

「なななっな、何を言い出すんだよ!?」
「ダメなの?」
「ダメっていうか、いやその、……えー!?」
「さっきルッキーニさんがイェーガーさんにお姫さまだっこされてたの。
 わたしもされてみたいな。」
「で、でもほら、なんというか心の準備が……」
「ダ メ な の ?」
「やる!!やります!!やらせていただきます!
 だからそんな目で見んなぁぁぁ!!」


「……どう?」
「どうって……えっと……」
「ドキドキする?」
「する……って、何言わせんだよ!!」
「でも、好きな人をだっこしたらドキドキするって前に本で読んだの……」
「何の本だよ!! ──いややっぱり言わなくていい!!
 サーニャがそんな本読んでるトコ想像したくナイ!!」
「×××っていう本なんだけど……」
「言うなぁ!!」

「こんなことも書いてあってね、"ドキドキしてなかったら、ホントは好きじゃない"……」
「サーニャ──」

ぴとっ

「あ、ちゃんとドキドキしてる」
「するに決まってんだろ!そんな胸に顔うずめたら……ああああ!!」
「やわらかいね……」
「揉むなぁぁぁぁ……!!んあっ、ふっ!!」
「エイラ、ちゃんと支えてなきゃダメだからね。」
「んっ、やあ……ぁぁぁ……」

ガクッ

「ムリ」
「ムリじゃない。立って。」
「ムリなものはムリ!そんな、胸揉んだら、力入んな……」
「わたしのこと嫌いなの?」
「そんなワケないだろー!?」
「じゃあ、立って。」
「……まず揉むのをヤメロー!!」

「ハァ……ハァ……」
「やっぱりエイラはわたしの為なら何でもできるんだね。」
「ワルカッタナ、ショージキモノデ!!」

ぐいっ!

「じゃあ次は、キスして。」
「ひああっ!!首に抱きつくなぁ……ていうか顔近いっ!!
 ちょっと、サーニャ、タンマ──」
「して?」
「いだいいだい!!首捻ってる!!」
「……。」
「するっ!!するから!!離してくれー!!」

…………。

「……。」
「……。」

「……やっぱりイヤなんだ。」
「えっ?いやっ…」
「エイラはわたしとこういうコトするのイヤなんだ。」
「違っ……ただその、なんというか心の準備が……」
「わたしはエイラのこと好きだからいつだってキスしたいのに……
 エイラは好きじゃないから違うんだね……。
 死にたいなあ……。」

「アー!モウ!!」

んちゅっ

「ん……」
「んぅ……」

…………。

「……」
「(サーニャ舌動かし過ぎ!!ヤバイ、モウダメ、
 こんなにされたらまた力が……んっ!!)」

ぷはっ

「……甘い……」
「ハアッ、ハアッ……」
「ねえエイラ、もっと」
「さ、さすがにこの体勢辛くなってきたカナーなんて……」
「もっと」
「あの…腰が…」
「わたしはエイラともっとキスしたいって言ってるの!
 もっとエイラの唾液が飲みたいの!飲み足りないの!
 わたしの言うこと聞いてくれないエイラなんていらないっ!!」

みしみしっ!!

「あぐっ…さーにゃ…ぐるし…」
「わたしのものにならないエイラなんて……っ!!」
「やべて!!首じべないで!!じぬ!!じぬ!!!!」

「……。」
「モー、何でそんなにお姫さまだっこにこだわるんだよう……」
「だって……」

ぎゅっ

「エイラにだっこして欲しかったの……。
 エイラがお姫さまを守る騎士みたいに格好良いから……。」
「~~~!!!!」





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