サーニャさん崩壊シリーズ「Знайте Меня(私を知って)」
「エイラ、はいこれ。」
「これ……って、何だっけ?」
「交換日記。昨日話した……」
「ああ、ナルホド。ホントにやるのな。」
「ちゃんと書いて、明日またわたしに返してね。」
「わかった。それじゃ、オヤスミ、サーニャ。」
「しっかし……自分で蒔いた種とはいえ、こーいうの苦手なんだよなァ……。
どれどれ、サーニャはどんなコト書いたのかな?」
『×月×日
今日も夜間哨戒のシフトだったので、昼間はエイラの部屋で遊んだ。
今夜の運勢を占ってもらったら、"月"の逆位置だった。結構いい方みたい。
ネウロイが出ないといいな。』
「なんだ、ちゃんと普通なコト書いてるじゃないか。
心配して損したな。」
『夕方、眠くなったのでエイラのベッドで寝る。
布団に体温が残っていて気持ち良かった。
エイラの髪の毛を拾い集めていたらオレンジ色の長い毛を見つけた。
多分イェーガーさんのだ。どうしてエイラの布団についてるんだろう。
明日2人に問い詰めなきゃ。』
「あー、シーツ一緒に洗ったからな……
ていうか髪の毛まだ集めてたのかよ。」
『場合によっては……ふふっ、それもいいかな。
エイラの悲鳴って笑い声とは違う意味でドキドキするから好き。』
「怖!でもこういうのは最後まで読むべきだよな。」
『エイラの髪の匂い嗅ぎたい。
エイラの柔らかい狐耳をはむはむしたい。
エイラの爪とか丁寧に切ってあげたい。
限界まで首を絞めてからぱっと離して「ゲホッ、ゲホッ」ってなるエイラが見たい。
それから土下座したまま思い切り靴で踏まれたい。
罵られながら頭を地面にぐりぐり押し付けられたい。
エイラの服を裏返しに着て「征服!」とか叫びたい。
エイラの使ったスプーンを一晩中舐め回したい。
エイラの部屋のあらゆるものをわたしのものに替えたい。
エイラを檻に入れて鎖でぐるぐる巻きにしてみたい。
エイラを肩車エイラしてわざとエイラ天井にぶつエイラけて
「今日だけだかんな」ってエイラ言わせたいエイラ。
エイラエイラエイラエイラエиエイラエイラエイラ
エイラЕイラ エイлаエ イラエイラエイラエイ ラ
エイлаエイラエイラЕイラエиラエイла』
パタン
「……ムリダナ。」
終