無題
さいあくのきぶんだ。
起き抜けながらゲルトルートは思った。頭ががんがんとする。体は非常に気だるい。どう考えても二日酔いだ。
昨晩はひどく冷え込んだ。冷え込むと人は温もりを求める。暖炉の火を灯したり、温かい食べ物飲み物を所望
したりする。酒を飲んだりするのも良い。そういうのは、ゲルトルートも嫌いではない。
でも、これは。この状態は。
寝台の上、自分の体のすぐ脇に、いつもとは違う不自然なふくらみがひとつ丸まってあった。先ほどまで身じろぎ
さえしなかったそれは、突然ううう、と唸って身じろぐと、ゲルトルートの頭の傍らにある金色の髪がさらりと動く。
どきり。ゲルトルートの心臓がひとつ、大きな音を立てる。
「とぅ、るー…で」
…が、寝ても覚めても人を惑わせてばかりのこの小さな子悪魔がそれだけでゲルトルートの心臓を開放して
くれるはずもなく。無意識のはずなのに明白に、次の攻めはやってくる。
ぎゅう、と彼女の側、左の手が彼女の手で包み込まれる感覚。彼女が身を寄せた形になったがために、仰向けで
いるゲルトルートの体の左側と、横向きに寝転がっている彼女の前面が触れる。36度5分のぬるくて熱い熱源が
心地よい…のは、つまり、ゲルトルートも、その隣にいる少女も、生まれたままの姿であるからだった。なんと
言えば適当なのかはわからないが、とにかく互いに何も身につけておらず、文字通り包み隠すものなど何ひとつ
ない全裸、という状態であったわけで。
どこかで、寒いときは体で温めあうと良い、なんていう話を耳にしたことがあった。へえ、そうなんだあ、などと
へらへらと笑った同僚をよそにゲルトルートはそれを鼻で吹き飛ばしたものだったが、いざこうして体験してみると
なるほど温かい、などと頭の冷静な部分がぼそりと主張する。
(さいあくのきぶんだ)
胸に何かが引っかかったようにもたれている。左側からぞくぞくと迫ってきて、体中を甘くしびれさせるこの気持ちが
いわゆる好意ゆえの気恥ずかしさであることぐらい、ゲルトルートは実のところちゃあんと自覚していた。だから
まともに傍らの彼女を見やることが出来ない。だってそっちに向いてしまったら最後、自分は止まれなくなる。そんな
気がする。
彼女の寝顔がとても愛らしいものであることをゲルトルートはそれはもうずいぶんと前から知っていた。知って
いて、あえて言わずに黙っていた。なぜって恥ずかしいからだ。…だからこそ、例えば彼女が何かとても素晴らしい
ことをした折、これは存分に褒めてやらねばならないと自分も回りも間違いなく感じたときにさりげなく差し出して
なんてことのないように引っ込めれば良い、などとと思っていた。そうしたら何も不自然じゃないし、この隣にいる
少女もなんてことのないように聞き流すだろう。自分はいえなかった言葉をようやく言ってやれたという自己満足に
一人浸ることができる。
ゲルトルート・バルクホルンは誰よりもよく知っていると自負していた。エーリカ・ハルトマンはこの世で一番愛らしい、と。
そんなこと最初から分かっていたけれども、口にしてソレを彼女に伝えたことなどなかった。なぜって恥ずかしい
からだ。それ以外に理由を持つことが出来るのならゲルトルートは恐らく頭を下げてだってご教授願ったろう。
情けないことにその感情は、恐ろしいくらいにゲルトルートの行動を抑制するために十分なほどの影響力を持って
いたからだ。
トゥルーデ、起きてる?
囁くように、耳元で。呟かれてびくりとする。
「ねえ、起きてるんでしょう?」
甘ったるい声だ、と思った。だから反応するのは拒みたかった。こんな声を聞いていたら、思い出したくないことを
思い出してしまう。どうにかして気付かれずに逃げ出したかった。けれどこの状況ではどう考えても無理だ。
知っている。分かっている。
先ほどまでとなりで穏やかな寝息をこぼしていたエーリカが、もぞもぞと下のほうで手を動かし始めた。もともと
ゲルトルートに触れていた右手に、左手を重ね合わせてぎゅうと握る。柔らかい手に、左手が包み込まれた。更に
エーリカは体を寄せてきて、左側はすべてもうエーリカの体と一体化してしまったかのような具合だ。お互いの
間で熱が共有されて、とてもとても、心地が良い。…この状態だけで、その他のことを加味しないで思考をめぐら
せたなら、ゲルトルートの気分はとてもよかった。だって自分が世界一可愛いと思っているその相手と、こうして
部屋に二人きりで寝台をともにしているのだから。
けれど実際のところ、それは普段からないことではない。だって部屋を散らかしすぎるとエーリカはすぐにゲルト
ルートの部屋に潜り込んでくるのだ。そして体を摺り寄せながら甘えて、今度一緒に掃除してよ、そうしないと明日も
明後日も、毎日来るよ、なんて訳のわからない脅し文句を言ってくる。
仕方ないな、とか、何をやってるんだお前は、とか、並べ立てて口を尖らせても、内心のゲルトルートは喜びに
あふれていることをエーリカは知らない。必要とされたいんだ、もっと頼って欲しいんだ、なんて言おうものなら
彼女が怪訝な顔をして天を仰いで「今日は一体何が降るの?」なんて快晴の空を指差すのは目に見えていたし、
そんなのが彼女のためにならないことを持ち前の生真面目さと堅実さでなによりも理解していたから。
そうしていつだって理性の壁で頑なに、今にも決壊しそうな理性の堰を守っていたことを、恐らくすぐ隣で幸せ
そうにくすくすと笑っているこの相手は知らないだろう。だって知られたくなくて、懸命にそうとは思わせないように
接してきたのだから。なぜ?そんなの決まっている。恥ずかしいからだ。
ねえ、起きてよ、ねえ。握った手を引っ張ってゆすって、エーリカが囁きかけてくる。耳元でしゃべらないで欲しい、
とゲルトルートは思った。だってくすぐったいし、恥ずかしいじゃないか。背中がぞくぞくして、胸がどきどきしてくる。
けれど言わない。いえるはずがない。
「…ハルトマン」
ようやく口にした一言はひどくかすれていた。起き抜けだからに違いない。泣きたいわけじゃない。そう自分に言い
聞かせる。なあに、トゥルーデ。先と同じ、甘えたような囁きがまた、耳元で。
「体の調子は、どうだ?……あの、どこか痛かったり、とか」
恐る恐る尋ねる。ねえ、こっち向いてよ。答えよりも前にそう言われたから、しぶしぶ体をひねってエーリカに向き
直った。横向きになったそのとたん、首に手を回してエーリカが抱きついてくる。薄い胸板がゲルトルートのふく
らみにふれる。それだけじゃない。腹も、足も、全部、エーリカの吸い付くような柔肌に触れて、そこから熱くなって
いくのだ。じゅん、とおなかの奥から熱いものが広がっていくのを感じた。お願いだから止めてくれ、そういうことは。
懇願したいけれども相手の返答を待っている立場である以上、そんなことは出来ない。
「痛いよ、トゥルーデ乱暴なんだもん。腰も足もなかも、もーいろんなところがさ」
イタイヨ。その言葉がエーリカの口からこぼれ出た瞬間ゲルトルートは目の前が真っ暗になった気がした。慌てて
感じる彼女の温もりを抱きしめてその存在を確かめる。彼女の台詞が茶目っ気を帯びていて、言葉の割には
色めきだっていたことなんていちいち感じている暇がなかった。
さいあくのきぶんだ。もういちどゲルトルートは思う。
「…ごめん」
本当に最悪だ。大切に大切にしようと、傷つける何者からも守ってやろうと思っていたその相手を、自分でよごした、
傷つけた。
唐突に始まった行為の最中はひたすら無我夢中で、勝手にしろよとそうそうにさじを投げた理性は上のほうから
自分の行動をにやにやと眺めていただけだった。だからその最中は何も考えられなかったくせに、今になって
記憶が鮮明になっていく。自分がエーリカに何をしたか、頭を抱え込みたくなるくらいに覚えている。
酔った勢いで、なんて言い訳するような小ざかしい考えはゲルトルートにはなく、ただ自分のした事への後悔
だけがぐるぐると頭をエンドレスリピートで巡っているのだった。その度に自分の及んだ『行為』までも再生されて、
もう、どうしようもなくなる。
眠るところがないの。今晩止めてくださいな。
まるで子羊のような顔をしたエーリカがゲルトルートの部屋にやってきたのが、昨日の晩の話。
前述の通り昨晩は突然、ひどく冷え込んだ。このままいつもどおり突っぱねたところで風邪を引かれても困るから、
などと懸命に良いわけして、心の中で何度も「これは仕方のないことなんだ」と言い聞かせて、彼女を部屋に導き
いれた。本当は嬉しくて、ともすればにやけてしまう顔をしかめ面に変えることで懸命に押し隠して。
それから何をしただろう。確か酒を少し…いや、かなり飲んだ。なぜって寒かったからだ。寒い寒いとエーリカが
駄々をこねたからだ。もしかしたら何かもっとほかの事を求めていたのかもしれなかったが、本人がそれで押し
黙ったのでゲルトルートはそれでよしとすることにした。
そう、たぶん、自分はかなり飲んだのだ。だからいまも、こんなにも頭がくらくらしている。確かあの時はもっともっと
くらくらしていた。…だからあんなことになった、なんてとてもとても言えないけれど。
ねえ、トゥルーデ。もう眠い。
そう言いながら目をこするエーリカに、なぜかとてもどきどきしたのを覚えている。普段と変わらないその仕草が
何だかとても色っぽいものに思えた。今にして思えばあれは酒が入っていたからかもしれない。よくわからない
けれど単純に、そうであったなら良かった。そうと言い聞かせるだけの理性が、自分にあったならよかった。
ああ、そうか、もう寝るか。寝よう。
すっかり陽気な気分になっていたゲルトルートは、そんなわけで潔く服を脱ぎ捨てることにした。普段エーリカと
寝台を共にするときはしっかりと寝巻きを着用するのに、うっかり酔いがひどく回っていたらしい。そしてぽかん、
とした顔でこちらを見ているエーリカに呼びかけた。
なんだハルトマン、お前そのままの格好で眠るのか?寝苦しいだろう。
い、いいよ私は。トゥルーデ、私寒いからこのままでいい。
ゲルトルートの不自然さを感じたのだろう、そんな彼女を押しとどめるようにエーリカは言った。けれどゲルトルート
は止まらなかった。ゲルトルートが一度これと決めたことを曲げることはほとんどない。そうするべきなのである、
間違いなどあろうはずがない、と内心で決定を下してから行動に移すからだ。それは彼女の普段の堅実さと
実直さに裏打ちされているからこそのものだったのだが、いかんせんそのときのゲルトルートにそんなものなど
あるわけがなく。
つまり、ゲルトルートはいつも朝、寝ぼけた彼女にしてやることとは全く逆のことを、今晩は彼女に施してやることに
したのだった。つまり、まだきっちりと服を着込んでいる彼女のそれを、丁寧に脱がしていく、ということを。
ねえ、やめてトゥルーデ。ね?
きっと酔ってるんだ、こんなことをするのはおかしいよ。目を覚ましなさい、ゲルトルート・バルクホルン!
エーリカは何度もそう言って、ゲルトルートを制止しようとした。けれどゲルトルートはやっぱり聞くことが出来な
かった。一つ一つボタンをはずしていって、右腕、左腕、と上着をはずし、シャツもそのようにして、そして上の
下着もエーリカが懇願の視線を注いだにもかかわらず取り去ってしまった。いやいや、と恥ずかしそうに身を
よじるその態度でさえ、普段ゲルトルートが青く安定させている胸の中の炎を赤く熱く燃え上がらせるのに十分な
ほどの燃料を持っていた。
最後に残されたたった一枚の砦さえも平然と崩そうとゲルトルートがしゃがみこんで手を伸ばすと、その頭ごと
ぐっと、エーリカは押しとどめた。い、いいよ。これはこのままでいい。エーリカは必死だった。いつもはズボン
なんてはいてなくても特に気にしない。以前それでひと悶着を起こしたこともあったはずだ。
…エーリカにとっての問題は、そのときに一番うろたえて、自分に対して怒っていたそのゲルトルートが、平然と
した顔でそれをとろうとしているということなのだった。いやだ、はずかしい。羞恥に顔が熱くなる。
…そんなエーリカの顔を下から見上げる形で見たのが、間違いだったのだろう。今にも泣きそうな顔をしている
エーリカの顔をぼんやりと見つめて、気が付いたら口にしていた。
「可愛いな、フラウ」
自分でも驚くくらいに柔らかい声だと、ゲルトルートは思った。もうやめろと、頭の中の冷静な部分が必死に押し
とどめているのに止まらない。理性はあるのに体は言うことを聞かずに、ゲルトルートは立ち上がってひょい、
とエーリカの小さな体を抱き上げて、そのままベッドの上に連れて行った。
ねえ、トゥルーデ。
そこから先は思い出したくもない。ゲルトルートが思考をさかのぼるのを中断すると、そのタイミングで呼びかけ
られる。
まだ耳の奥に残っている、昨日のエーリカの鳴き声と同じ調子の、甘い甘い声音だ。再び顔が熱くなってくる。
ああ、もう、本当に最悪な気分だ。
「すっごーく、恥ずかしかったんですけど」
「…すまない」
「色んなところ触られて、舐められてさ。私がいやだって言っても止めてくれないし」
「…面目ない」
「もう何回意識なくしたかわかんない。それなのに構わずにかき回すし」
「…申し訳なかった」
…昨晩のことを覚えていたのは、どうやらゲルトルートだけではなかったらしい。ゲルトルートに抱きついたその
格好のまま、エーリカはゲルトルートが自分に行った事を次々と述べていくのだった。それは味も素っ気もない、
事実を述べただけの言い口だったが、ゲルトルートの記憶を鮮明に呼び起こすのには十分すぎるほどの情報量を
持っていた。
自分の下で可愛らしくわなないていたエーリカの姿を思い出して、また顔がかぁっと熱くなる。ひどくひどく後悔して
いるのに、もう一度みたい、などと心のどこかで思っている自分が嫌だ。汚らわしい。
「ごめん、」
もう一度重ねて謝罪の言葉を口にする。自分のしたことを無しにすることなど出来ない。けれど、せめてもう少し
優しくすることが出来たらよかったのに。見やるハルトマンの首筋に、胸の辺りに、いくつもの赤い点。すべて
自身がつけたものだということを、しっかりと覚えていることが恨めしい。けれど同時に安心もしている。これで全く
記憶がなかったら、自分は本当の本当に立ち直れなかったろう。
「…謝るくらいならしなければ良かったのに。そんなに後悔してるの?やっぱ酔った勢いってやつだった?」
「…ちがう、そんなわけじゃ」
「トゥルーデは酔っ払ったら、誰にでもあんなことするの?」
「ちがうっ!」
幾分沈んだ声でそういわれて、慌ててゲルトルートはちがう、と反した。後悔はしているし、酔った勢いだという
のも否定はしない。けれど違う。根本的なことから違う。
「…あれは、その、歯止めが利かなくなって…」
「なんで?どうして利かなくなったの?お酒を飲んでたからでしょ?」
「だから、ちがうっ」
何度も否定しているのにどうしてエーリカは質問を更に乗せてくるだろう。…たぶん、自分の普段の行動が
原因なのだろう。ゲルトルートにだって、そのぐらいすぐに推理できた。だって何があったって自分はそれを
彼女に言わないから。言わないどころじゃなく、行動にさえ移さないから。
「かかか、かわいかったんだよっ!おまえがっ!」
それはいつも、本当は胸を支配している感情だ。懸命に理性の鎖で縛っているだけで、ともすれば暴れだしそうに
なっている劣情に繋がる、よこしまな感情だ。
いつもいつもそっけなくするだけだから、おそらく伝わっていないだろうと思ってはいた。けれども心のどこかで、
その気持ちをエーリカが汲んでくれやしないかと願ってもいた。本当はいつだって、ゲルトルートの理性は崩れ
落ちる一歩寸前で踏みとどまっている状態だったのだけれど目の前の小悪魔は全くそれに気付いていなかった
らしい。だから、あの行動が唐突な、気まぐれなものだなんて見当違いの愚痴をこぼすのだ。
けれど、ちがう。ゲルトルートは重ねた。
「他のヤツなんかにするわけないだろ。お前だからだよ、言わせないでくれ」
普段なら口が裂けたって言わない本心を、今日だけは口にしないといけないと思った。だってそうじゃないと説明
できないような行為を、自分はエーリカにしてしまったのだ。ここでいつもどおりに突っぱねたら、彼女はどこかへ
行ってしまうかもしれない。ひどいヤツだと愛想をつかして、例えばあの無駄に懐の大きなリベリアンのところだ
とかに。
それだけはどうしても避けたかった。…いや、シャーロット・E・イェーガーだからではない。いつもいつも自分に
ばかり文句を垂れて、自分だけを見て、自分だけに甘えて、愛情を下さいなと見上げているこのエーリカ・ハルトマンと
言う少女を、本当はどうしても、自分のところから離したくなかったのだ。そう言うことをするのは自分にだけでいい。
他の人間のところになんていって欲しくない。
口が避けても言えないけれど、本当はそれくらいの感情が、ゲルトルートの中にはあったのだ。
「…ほんとう?」
「本当だよ」
「ね、私、可愛かった?」
「…かわいかった、すごく」
ならいいや。ふふふ、と嬉しそうに肩を震わせるエーリカ。首に回した手を更にきつくして、体を密着させる。
あったかいなあ。そんなことをいちいち呟くものだから、先ほどからゲルトルートの顔が羞恥に染まりっぱなし
なのに、エーリカは気付いていながら黙っている。
「それならさあ、謝るよりも言うことがあると思うんだ」
「な、なんだよ」
「…分かりませんか」
「わからん」
じゃあ、分かるまで離してあげない。鳴り響く起床ラッパの音に重ねるように言われてゲルトルートは今度こそ
本当に泣きたくなった。勘弁してくれ、こんなところを誰かに見られたら恥ずかしさで死んでしまう。そう懇願しようと
口を開いた頃にはエーリカはもう再びの夢の中。もしかしたら目を覚ましているのかもしれないけれど、恐らく
お望みの言葉をゲルトルートが口にするまでは眠った振りを決め込むのだろう。
柔らかな肌が、自分の体の前面いっぱいに触れている。昨晩散々触れた場所だ。…拷問だ。触れたいけれど、
昨日のことを思い出したら何もできなくなる。
(さいあくのきぶんだ)
愛してると、言いたかったけれど。
やっぱり恥ずかしさが邪魔をして、言うな言うなと躍起になって顔を熱くしていくのでやめにしておくことにした。