ウルスラ・ハルトマンの手記


ウルスラ・ハルトマン曹長(当時)
カールスラント空軍第3防衛飛行中隊所属

「第507統合戦闘航空団」の前身であった「スオムス義勇独立飛行中隊」
通称「いらん子中隊」創設期メンバーの一人である。

カールスラントのエース エーリカ・ハルトマンの双子の妹であり、本人もほぼ独学で
空対空ロケットを製作した「天才」である。

彼女が製作した空対空ロケットはその後の空戦に多大な影響を及ぼし、後に「フーリガーハマー」
が開発されることになる。

しかし、当時はさほど重要視されず周囲に一切意に返さない態度により、スオムスに転属となる。

近年、発見された彼女の手記は今まで彼女が記したものとは一線を画すものである。
人間味あるその内容は戦史研究のなかでも一際注目されている

(一部抜粋・要約)


○月×日
スオムスは寒い。でも、ここなら姉のことは言われないだろう。
それにしてもリベリアンはうるさい。

○月×日
扶桑人は非合理的。よくネウロイに勝てたもんだ。
これなら教練読んでほうがマシ。

○月×日
ネウロイの侵攻がはじまった。
酒場にいたから何もできなかった。

○月×日
オヘア少尉がしつこくカードにさそってくる。
「うるさい」と言ったら悲しい顔をした。

○月×日
オヘア少尉はいつも笑顔だ。
私の研究を説明すると「すごいネェ」という。
とてもいい人だ。大してわかっていないのに。

○月×日
今までの研究の成果を形にすることができた。
キャサリンに手伝ってもらってとりあえず2発。

○月×日
私のロケットでネウロイをやっつけた。
キャサリンのおかげ・・・ありがとう。

○月×日
上官に姉のことで比較された。
ここだったらと思っていた私が馬鹿だった・・・

○月×日
キャサリンに姉のことを聞かれた。「ウルスラはウルスラネ」と言った。
なんとなくうれしかった。


手記の中の「オヘア少尉」「キャサリン」は、同じく創設期メンバーの一人である
キャサリン・オヘア少尉(当時)であると思われる。


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