ブリタニア1944 format by LYNETTE CRITICAL POINT


 今回はわたしが先に目を覚ました。
 正確には私が気付いた時、既に芳佳ちゃんは覚醒していたけれど会話を出来るような状態じゃなかったという所。

「んんっ……ふぅ、はぁ、はぁ、はぁ、んんんっ……」

 芳佳ちゃんの口からは、可愛い喘ぎ声。頭にはマメシバの耳、お尻には尻尾。
 例の魔法のアイテムのせいで一度発現させた魔力を完全に切れない状態になっていて、使い魔の耳と尻尾が引っ込まなくなっている。
 ちょっと跳ねた黒髪と茶色の犬耳、健康的な色をした肌と赤い首輪のコントラストが、わたしだけの可愛い牝犬であることを主張してえっちなところを熱くさせる。

「芳佳ちゃん、カワイイよ」

 魔力が供給されている間は、芳佳ちゃんのお尻の中に入っているあのアイテムはずっと動き続ける。
 うつ伏せの姿勢で、その体の悦びを現してパタパタと振られる犬尻尾。
 もともともってる魔力が桁違いに大きな芳佳ちゃんのことだから、無意識に引き出される本来小さいはずの魔力放出でも、わたしの想像よりも激しく動いているのかもしれない。
 本当はもっとそんな悶える芳佳ちゃんを見ていたいけど、二人の色んなお汁で汚してしまったベッドを綺麗にしないとこれから待っているステキなひと時が台無しになってしまう。

「ちょっとゴメンね、芳佳ちゃん」
「ふぇ……? リ……ネ、ちゃん? はぁん……」
「暫くこっちに座っててね」
「ん……ぅん」

 喘ぎ声の延長上にあるような、多分肯定していると思われる曖昧な返事。
 わたしの脳髄から股間までを甘く痺れさせる快楽によどんだ声に心を躍らせながらその身を抱き上げる。
 接触する素肌の体温とレザーの冷たさのコントラストが心地よく響いて、劣情が加速する。
 ここに来てから、わたし凄く我慢のできる子になったかもしれないな。
 なんてことを考えながら、芳佳ちゃんの細い身体を何度もお世話になっている椅子に座らせる。
 勿論椅子は腰を落ち着ける場所で、その座面とお尻が接触する事で人の身体を支える家具である事をわたしはちゃんとわかってる。
 わかってるから、その時の芳佳ちゃんの反応も容易に予想できた。

「ひぃんっ!!!」

 うふふ……予想通りの声が聞けたよ。可愛すぎてウットリしちゃうね。
 このまま、食べちゃいたいくらいだよ、芳佳ちゃん……。
 芳佳ちゃんのお尻に挿さっているソレは外側に1インチ分程先端の球が飛び出た先から尻尾が生えている。
 だから、うつ伏せで寝ていたさっきまでは大丈夫でも、座ればソコが押し込まれて発生する刺激が大きくなるなんて当たり前のこと。

「はあああんっ! おしっ、おひりがへんらよう……わらし、へんになるぅ」

 腰を浮かして叫ぶけど、それ以上の動きをとれずにぴんと張った足、腰が弛緩して椅子にお尻を着けるとまた叫ぶ事を繰り返す。
 呂律が回らなくなるほど追い詰められてきてるのを見てちょっと可哀想になったわたしは、芳佳ちゃんにアドバイスしてみる。

「芳佳ちゃん、深呼吸して、魔力を押さえ込んでみて」
「ふ、ふぅ……はぁっ……はぁぁぁぁんっ!」

 わたしが自分で少し試してみた時にはそれで軽くなったんだけど、今の芳佳ちゃんには難しいみたい。
 仕方なく肘掛部分を高くして芳佳ちゃんが椅子から落ちないようにし、喘ぎ声に後ろ髪を引かれながらもその場を離れた。
 色々と支度を終えて、再び芳佳ちゃんと向かい合う。
 シーツの交換のときなんて芳佳ちゃんの声が気になって気になって仕方がなかったけど、わたしちゃんと最後までやれたよ。
 だから、ここからはまた二人の時間。
 芳佳ちゃんはさっきよりは落ち着いていて、時折腰をもじもじとさせながらも上がる喘ぎ声は小さく、少なくなっていた。

「芳佳ちゃん」

 小さく名前を呼ぶ。

「ん……ふぁ?」
「椅子だとお尻が辛かったよね。ベッドを綺麗にしたから、そっちに寝ましょ」

 椅子から抱き上げる。
 再びの体温と、密着する事で濃厚になる芳佳ちゃんの匂いにくらくらする。
 芳佳ちゃんに私と同じ『場所』まで来て貰って同じ視点からわたしの事を理解してもらおうと思ってこんな事をしてるのに、わたしばかりがどんどん深みに進んでしまっているような気がする。
 だって、今までは匂いで興奮してしまう事なんて……無くは無かったけど、ここまでも感じてしまうなんていうことは無かったから。
 芳佳ちゃんから漂う甘い甘い牝の匂いは鼻腔から程近い脳髄を直撃して、その中のえっちになる事をつかさどっている部分を無茶苦茶にゆすぶって、はやく逝ってしまえとわたしの全身に命令を下す。
 そんなにまで追い詰められたわたしが自慰に耽らなかったの理由は凄く簡単だった。
 芳佳ちゃんのその身を両腕に抱えているからだ。
 その視線が芳佳ちゃんの大好きなわたしのおっぱい越しに私を見つめているから、大事な大事な、私をこんなえっちで幸せな気分にさせてくれる牝犬の芳佳ちゃんを取り落とす事なんてできるはずがなかった。
 ギリギリの状態で何とかベッドまでたどり着いて、ゆっくりとベッドに倒れこむ。

「ひゃんぅ」
「あんっ……」

 二人の体重を柔らかく受け止めるベッドの感触と、重なる二人の声。
 重なる身体、重なる呼吸、重なる体温、重なる快感。
 終わりたい……果ててしまいたい。
 でも、まだダメ。
 まだしなきゃいけない事があるし、やろうと決めた事もある。 
 それに、ずっとずっと前からわかってる事もある。
 キモチイコトは限界までじらした方がイイって。
 戦闘の時よりも意識を集中して、あのノートによると痛みよりも耐えにくいらしい快感の誘惑に耐える。
 芳佳ちゃんがこんなにステキだから、こんなにカワイイから、今のわたしがこんなにも辛くて切ない思いをしなければいけないんだね。
 それって、今のこの感じって全部芳佳ちゃんが与えてくれてるって事だよね。
 芳佳ちゃんと肌を合わせてるだけで、限界だと思っていた場所がぐんぐん遠ざかる。
 すごいよ、凄くイイ。
 強く想う事が、こんなにまで気持ちのいい世界を開いてくれるなんて、本当にステキだよ。
 早く、早く芳佳ちゃんにも同じ世界に、私のところまで来て欲しいな。

「すぅ、はぁ、すぅ、はぁ……」

 深呼吸してから少し身体を起こす。
 座りなおしてから芳佳ちゃんを引き寄せて上半身を起こす姿勢にし、ベッドサイドに用意しておいた私の食事と仔犬の芳佳ちゃんへのエサに手を伸ばす。
 姿勢が変わった時にお尻への刺激が強くなったのか芳佳ちゃんがちょっと強い声を上げるけど、気付かなかった振りで笑顔を向けて食事を口に含む。
 軽く咀嚼してから、芳佳ちゃんへと口付ける。

「んっ……」
「んむっ……あむぅ」

 口移しでの食事は二人にとってもう自然な行為の様になっていた。
 わたしの唾液交じりの干し肉入りの野菜サラダを、芳佳ちゃんの口腔に流し込み、芳佳ちゃんはそれを喜んで受け入れる。
 逆に、芳佳ちゃんの口に、直接サラダを与えた後に私が口付けて見る。
 わたしの思いを理解してくれた芳佳ちゃんはそれをわたしの口へとゆるゆると押し込んでくれた。
 ああっ……やっぱり、ちゃんと近づいてるね。私たち二人の心と心。
 もっと食べさせてあげるから、私にもいっぱい食べさせて、芳佳ちゃん……わたしのカワイイ芳佳ちゃん。
 そして夢のような食事の時間は食器が空になることで終わってしまった。
 名残惜しいけど、しなければいけないことが終わった今、今度はやろうと決めていた事の番。

「芳佳ちゃん。聞かせて欲しいんだ」
「ぇ……? なぁに、リーネちゃん」
「お尻、気持ちいい?」
「っ!!」
「ね、気持ちいいんだよね。ずっとずっと芳佳ちゃんがお尻のことでえっちな声を上げてたから、私ももう限界なんだよ」
「ちっ……ちがうの……」
「いいんだよ。ありのままで。恥ずかしかったら恥ずかしいままでいいの。それでも気持ちがイイならそう教えて欲しいな」
「う……わたし……、あの……き、もち……ううっ……」

 言いかけてから首を振っていやいやする芳佳ちゃん。
 もうずっと、そこの快楽に流されてきたのに認められないんだね。
 でも、その気持ちはわかるよ。
 そんな所で気持ちよくなる変態だなんて自分から認められるのは、きっと自分がいやらしくてエッチな存在だった事を、芳佳ちゃんのことを言い訳にして正当化しようとしてるわたしくらいなんだよ。
 でもね、好きって言う気持ちは変わらないの。変わらないから、わたしと同じになって欲しいから、言葉にして欲しいんだよ。

「うん。解るよ芳佳ちゃん」
「リーネちゃん……」
「本当はそんなところでよくなるはずがないから、何か間違ってる、絶対に変だ……って、そう思ってるんだよね。だから、認められないんだ」
「そ、それは……」
「わたしはね、自分で気付けたんだ。お尻の穴を弄ると気持ちよくなれるって言う事に」
「リーネちゃん!?」
「でもね、そこにたどり着く前にステップがあったんだ」

 いいながら、右手を芳佳ちゃんの股間に這わせる。

「あっ! いっ、今はダメっ! 今はダメだよぉ……」
「まず初めはね、ここを弄ってたの」

 芳佳ちゃんの柔らかい粘膜の一番上の辺り、柔らかい肉と皮で厚く護られたそこに軽く触れる。

「ひっ! やだよっ! そこっ、感じすぎちゃうよぉ!」
「だから、順番が逆になっちゃったけど……ここで気持ちよくなる事をいっぱい覚えてもらおうと思うんだ」

 指に力を入れて、包皮の上から弱めに押し、少しだけ潰す。

「ひゃぁぁんっ!!!」
「ね、気持ちいいでしょ」

 そのまま少しづつ力を込めて、指先に動きを加えていく。

「あぁっ……らめぇ! そんなぁ……ひゃうっ!!」
「いいんだよ。いっぱい感じてね」

 この先どうするかはもう決めてある。
 3回逝ったら包皮を剥いて、その後10回逝ったら、今度は芳佳ちゃんの手を使って自分のものを弄りながら続けるんだ。
 その頃にはわたしもとっくに限界で、あっという間に果ててしまうと思うけど、本当に意識がなくなるまで徹底的に、ずっと続けたいな。

「やっ、やっやぁっ!!! ら……めぇっ!」
「気持ちいでしょ、芳佳ちゃん」

 包皮ごと摘まんでゆるゆるとすり合わせるように動かす。
 腰が踊り、芳佳ちゃんが叫ぶ。
 喉を傷めないように、水差しから水を含んでキス。
 そうして潤いを与えながらも、敏感な一点を弄る指先を休めない。

「あんっ! ああんっ!! あっ、あっ、ひあああああああああんっ!」
「あは、まず一回目だね。すごくカワイイよ、芳佳ちゃん」

 指は止まらない。
 くにくにぬるぬると、絶頂に達したばかりの芳佳ちゃんの一番敏感な場所、包皮に包まれたままの小さな突起を弄り続ける。

「はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ……い、いったのっ! 終わったのっ……だ、からっ……やめ……やめてぇっ!」
「あ、ちゃんと教えてなかったけど、逝ったことを自己申告できたんだね。芳佳ちゃんは偉いよ」

 言いながら左手でその頭を抱いて、芳佳ちゃんが愛して病まないわたしのおっぱいへと優しく包む。
 勿論その間も右手は止めず、優しく包皮の上からそこを擦りつづける。

「はぁん、あぅ、あぁ、あぅ、はぁ、はぁ、ん……んんぅ」
「芳佳ちゃん傷の治り早いから、明日には腕も動かせるようになると思うんだ。そうしたら、ね……」

 意識してるのかしてないのか、わたしの胸に顔を埋めその頬を擦り付けるようにしながらで幸せそうな表情になる芳佳ちゃん。
 私は言葉を続けつつ、また指の動きを早く、力を強くしていく。

「あはぁん! またっくるのっ! くりゅのぉっ! らめ! あぁんっ! いくのぉっ!!!!!」
「わたしの身体、芳佳ちゃんの好きにしていいんだよ……って、また逝ったんだね。うん、芳佳ちゃんは賢いね。またちゃんと言えたよ」

 火照りきって真っ赤な顔を見下ろしながら、左手は優しくその頭を撫でる。
 火照りきって真っ赤になっているだろうそこの様子を想像しながら、右手は優しく包皮ごと擦る。

「やっ……ほんっ……とにっ……も、もぅ……に、かいっ……り……ね、ぁんっ……め……」
「芳佳ちゃん、辛い? 辛かったらもっと叫んでいいんだよ。甘えたかったら……ほら、硬くなったここを、しゃぶってもいいんだよ」

 次で決めていた3回目になる。これが終われば、慣らしが終わりになる。
 手は休めない。休めるつもりなんてないはない。次で気絶してしまうかもしれないけど、気付け薬だって用意してある。
 だって、続けるほどに芳佳ちゃんの声も、表情も蕩けて可愛くなる。
 とろとろになって、鏡の向こうの私とそっくりになる。
 今この瞬間の全てが二人が近付いてるって実感になって、わたしの胸はピンク色をした幸せでいっぱいになる。
 そんな幸福感を加速するかのように、身体の角度を変えて誘導した左乳首に芳佳ちゃんが口をつける。

「ぁむぅ……んっ……んんぅ……んむ……んくっ……んんっ……」
「ああんっ! 芳佳ちゃん! いいよぉっ! 強く! もっと強くぅ」

 ああっ、芳佳ちゃんがわたしのをっ、赤ちゃんみたいにちゅうちゅうすってるよぉ。
 何てステキなのっ! 明日になって、傷が治ったら、もっと色んな事してくれるよねっ! そうだよね、芳佳ちゃん!
 一気にボルテージが上がってしまった私は、指をただ摺ったり摘まんだりするだけ行為使う事に耐えられなくなって、包皮ごと抓り上げてしまった。

「んぶぅっ!!!」
「いぎっ!!!」

 芳佳ちゃんが3回目の最後を迎えると同時に、思いっきり乳首を噛まれた。
 でもね、芳佳ちゃん……わたし芳佳ちゃんがくれるモノなら、痛いことだって、嬉しいんだよ。
 乳首から広がる衝撃はあっという間に甘い痺れに変わって全身に響き渡り、全身を震わせる。
 その蕩けるようなパルスがおなかの下に届いてそこが緩んでしまうのを全力で押さえ込もうとするけど、絶頂感の第二第三の波に翻弄される芳佳ちゃんに、乱暴に乳首弄ばれる私は、それを止められなかった。
 じわり、と異質な湿り気が折角綺麗にしたシーツに広がっていく。
 放出した体温がシーツからお尻を包み込んで惨めな気持ちが広がっていく。
 でも、そんな気持ちも芳佳ちゃんの様子を見て喜びに変わる。
 右手の指先が摘まむその敏感な場所の下では、やっぱり芳佳ちゃんもわたしと同じ様に金色のしずくを迸らせていた。

「リー……ネ、ちゃん……あぁ……あああ……み、ないでぇ……みちゃ、やだよぉ……」
「んっ……ふふふ……芳佳ちゃん。わたしたち、ホントに仲良しさんだね。すごく嬉しいよ……ふぅ」

 全部、出し終わっちゃった。
 きっと明日の芳佳ちゃんは、こんなだらしない私にはお仕置きをくれるはず。
 折角芳佳ちゃんの事を放ってまで綺麗にしたシーツなのに、こんなにあっという間に汚したんじゃ本当に悪い子だもの。
 でも、まだ動けない芳佳ちゃんはわたしのペットでお人形さんだから、私は決めたとおりの事をまだまだ続けるよ。

「芳佳ちゃん……ほら、続きだよ……」
「あっ……あああっ!!! 本当にダメだよっ! ほんとうにっ! ほんろにっ! ほんとにらめぇっ!!!」
「うんうん……ふふふっ。そうやってだめになっちゃう芳佳ちゃんがあんまりにもカワイイから、やめられないんだよ」

 包皮を剥いて、直接触れる。
 充血してはちきれんばかりにピンピンになっているそこを、中指の腹で転がし始める。

「ひぁっ!!!! いっ! ひぎいっ! うあああんっ! や! や! はぁぁぁぁんっ!!!」

 まだ出し切ってなかったらしいおしっこが、びっと吹き出してはシーツを汚す。
 涙と快感でぐしゃぐしゃになった芳佳ちゃんの表情に、きゅんとした胸のトキメキを加速させながら包皮と本体の間に爪の先を滑り込ませて、根元をつつく。

「本番はここからだから……ここからはもっともっと良くなるよ、芳佳ちゃん」
「やぁ……もぉ……やらよぉ……はぁっ……ああっ、ああん、ああっ、あああっ……あああああああああああああんっ!!!!!」

 逝って、気絶。
 うふふ、ダメだよ芳佳ちゃん。オヤスミするにはまだまだはやいんだから、ね。
 気付け薬を鼻先に持っていくと、一瞬顔をしかめてから目を覚ます。
 どんな行動をとるときだって、私の指は硬くしこった粘膜の頂点に添えられて、お尻の器具と同様に芳佳ちゃんに快感を与え続けている。  
 そこから3回の間にもう一度気付け薬を使って、5回目にはお漏らししたものが冷えたベッドの上から場所をずれて体勢を変える。
 包皮ごと唇で甘噛みしてから舌を使ってその内側へと丹念に唾液を送り込み、馴染ませていく。
 唇を尖らせてからその小さな突起の本体だけに吸い付いて吸いあげる。
 歯を当てて押し込む。
 動作と行為の期待通りに一際高い声が上がった事に満足しながら、徹底的にそこだけを撫でる、舐める、吸い付く、噛む……繰り返す。
 もちろん声と匂い、そして味も大いに楽しむ。
 だから声が途絶えたらすぐに顔を上げて、気付け薬を用意する。
 そこから口を離したって、手でそこを刺激し続けることを忘れない。
 ずっとずっとずうっと気持ちよくし続けてあげる。
 芳佳ちゃんの見たことの無い世界まで連れて行ってあげる。
 わたしもね、こんなに何回も連続で絶頂を迎えたことなんてまだないんだよ。
 だって、収まらなくて続けて一人でえっちな事に耽っても、一人では達せる回数に限りがあるから。
 でもね、二人なら限界はもっとずっと遠くなるよ。
 だからもっともっと気持ちよくなろうよ、芳佳ちゃん。
 次で十回かな? どうかな?
 もう、わかんなくなってきちゃったけど、もういいよね。
 わたしも交ざりたいの。
 芳佳ちゃんの快感の渦の中に、わたしも巻き込まれたい。
 のろのろと、口を支点にして体勢を入れ替えて、芳佳ちゃんの顔をまたぐ。
 ホラ、わたしの方も口でしてよ芳佳ちゃん。
 いっぱい、いっぱい、い~っぱい気持ちよくしてよ芳佳ちゃん。
 ここが気持ちいいって事を絶対に忘れないくらいに。
 どうしたら気持ちいいかを身体で覚えられるように。

 ね、いっぱいして。
 いっぱいきもちよくして。
 いっぱいめちゃくちゃにして。
 いっぱいとけあっちゃおうよ。
 よしかちゃんがそのきになったら、あしたになったらもっといろんなことができるよ。
 だからいっぱいどろどろになろうよ。
 あはは……そうだよじょうずだよよしかちゃん。
 すごいよ。
 くりとりすすごくきもちいい。
 すぐにいっちゃいよ。
 ふふ、よしかちゃんもまたいっちゃうね。
 あは、あはは……ほんとうにいいよ、よしかちゃん。
 こんなにいいのはじめてだよ。
 うれしいよ、わたし。
 すごくうれしいよ。
 ほんとうによしかちゃんをすきになれてよかった。
 こんなにきもちいいなんてすてきすぎるよ。
 よしかちゃんもうれしいんだね。
 しっぽがぱたぱたしてる。
 もっとよろこばせてあげるよ。
 ほら、ほら……どうかな?
 ああんっ……よしかちゃんもいいよぉ。
 あは、またいく。
 んふふ……いっしょにいけそうだね。
 ほら、ね……もっとしよ。
 くりとりす、くりとりす……ね、いいでしょ……あはは。
 あ……は……。


 そして、意識は臨界点を超えて、途切れた。 



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