無題


「ふわぁ~・・・」

さすがに寝不足だなぁ・・・んー眠い
毎晩すると流石に疲れるね、うん
いや、あいつが可愛すぎるのが悪い!
昨日だって××で××××のに××××××だったから抑えがきかなくて・・・
あたしが××××したら×××して、しまいには××××までしてきたからね・・・ふふん
あ~朝風呂は一人だし、幸せだなぁ・・・
これで眠気ゼロならいいんだけど、いやもう眠いのなんのって・・・
・・・・・・・・・ん・・・今意識とんだかも
あーもー無理、寝る
5分な、5分だけ



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「それでのぼせたあげく、午前の訓練をすっぽかしたと」
「あい・・・」
「具合はどうシャーリーさん?」
「まだだめっす・・・」
「トイレ掃除~トイレ掃除~♪」
「笑うなよルッキーニ・・・」
「なんにせよシャーリーが回復せんとな。しばらくそこで寝ていろ」
「じゃあルッキーニさんは訓練の続きね」
「アイアイサー!」

あー・・・行ったか
鞘で頭殴るなんてひでーよ少佐、まだじんじんするなぁ・・・
眠気は若干さめたけど、気持ち悪くて仕方ないや・・・
このままソファで寝ようかなぁ

「ぶざまな格好だな」

この声は・・・こんにゃろイヤミでも言いにきたのか

「悪いけど、今のあたしは掛け合いする元気もないぞ」
「そうか。静かでいいじゃないか」
「なんだよそれ。ちょっとは心配しろよ、可愛いげのないやつ」

つーか顔見せろよ。ソファの背もたれの裏に隠れやがって

「何を言うか。リベリオン軍人はそんなひ弱な筈がないだろう?」
「うぐ・・・痛いとこついてくんなよ」
「ま、せいぜいそこで反省するがいい。それとトイレ掃除は手伝ってやらんからな」
「はいはい・・・で、何しにきたわけ?」

「今日の訓練はこなしたからな。新聞を読みに来ただけだ」

ああそうかい。優等生だねえ・・・ってそんなとこに座るなよ
頭の上にいられちゃ落ち着かないじゃん

「寝るのか?」
「んー、そうする。勝手に起きるから起こさないでね」
「もとよりそのつもりだ」
「へいへい・・・んじゃおやすみ」


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ちょっと冷えるミーティングルームのソファで横になって、そばに新聞読んでる人がいるけどさぁ
いくらあたしがリベリオン出身だからって、こんな状況じゃ寝れないや・・・
寝よう寝ようと思えば眠れないしね・・・つーかこいつが頭の上にいるから、なんかなぁ
意識しない方が難しいよ、昨日あんなことしたし

「・・・もう寝たか?」

んお?なんだ?
うーん・・・寝たふりしてみるか
・・・・・・。
・・・・・・。
いや、なんか言うとこだろここは。合宿じゃないんだから
ちぇーつまんないの・・・

ファサ

なんだ?なんか掛けられたな。これは・・・軍服?

「すまない、無理をさせてしまったな・・・」

なになに?なんか責任感じてるとか?
っていうか、さっきのツンケンした態度とは正反対だなぁ。素直じゃないやつ

「ふ・・・寝顔はかわいいよな」

な、なんか視線を感じる
うう・・・起きてるのばれてないよな
ちくしょー照れる・・・気付くなよ気付くなよ・・・

「頼むから起きないでくれよ・・・」

いや変なことしなければ起きないから・・・おい早速首を持ち上げるなよ

ぽすん

うわ柔らか・・・って、これ膝枕?

そうだよなぁすべすべしてるし、あったかいし
こいつ普段はこんなことしないのにね・・・かわいいやつ

「ねぇ」
「う・・・お、起こしてしまったか?」
「ずっと起きてたから」
「・・・・・・はぁ!?」
「いやー、見てないとこでは素直になるんですなぁ」
「~~っ!なら体を起こさんか!」
「やなこった。気持ちいいんだもん。それに誰かさんの独り言のせいで、眠りたいのに眠れないからね」
「永遠の眠りにつかせてやる!」
「ね、そんなことよりあんたも昼寝しようよ」
「・・・戦闘待機中だ」
「いいって言うまでどかないぞ」
「はぁ・・・やれやれ。分かったよ。このままにしてればいいんだろう?」
「そゆこと・・・」
「まったく、相変わらず強引なやつだ」
「あんたもね」
「ふふ、違いない」
「・・・おやすみ」
「ああ、しっかり休め」



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芳佳「寝てるね・・・」
リーネ「うん・・・」
芳佳「気持ちよさそうだね・・・」
リーネ「うん・・・」
芳佳「なんだかいいね、こーゆーの・・・私たちもいつかやろうね」
リーネ「うん!」
エイラ「おおい、持ってきタゾ」
エーリカ「二人とも器用に寝てるなぁ、うしし」
芳佳「じゃあ起こさないように、撮っちゃいましょうか」


おしまい


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