無題
朝、みんなが集まった食堂で。
私はいつも隣に行く人物じゃなく、いろんなとこがでっかいリベリオン人に飛び付いた。
「シャーリーシャーリー♪」
「んー?…おっと、なんだなんだ?」
「ふーむ、相変わらずすごいおっぱいだね~」
「なんだよー、珍しいなぁハルトマン」
後ろから隊一の巨乳をもみもみしていると、一方からちょっと痛い視線が突き刺さる。
その視線とは別の方向から、ぱたぱたとルッキーニが走ってきた。
「だーめだめー!シャーリーのおっぱいはアタシのー!」
「いーじゃん、ちょっとくらい」
「だめだめだーめっ!!」
ルッキーニがうにゃうにゃと騒ぎ出し、ミーナが怖い顔を向けてきたから、私は手を離した。
そのまま何もなかったかのようにいつもの席に座る。
ちくちくした視線を送ってくる、トゥルーデの隣に。
「じゃあ、いただきまーす!」
―――
「朝から何をやっているんだ貴様は!」
ご飯の後。
トゥルーデに引っ張られて部屋に入れられ、お説教を開始された。
…まぁ、想像はしてたけどね。
「何って、シャーリーのおっぱいを揉んだけど」
「へっ…平然と言うな!!朝っぱらからそんな、全員がいる前で破廉恥な行動を…」
「サーニャとエイラはいなかったよ」
「屁理屈をこねるなッ!!」
トゥルーデは顔を真っ赤にしてまくしたてる。
その理由が怒ってるだけじゃない事、ばっちり気付いてますけど。
「いいじゃん、シャーリーのおっぱい気持ちいいんだもん」
そう言うと、トゥルーデはちょっとムッとした。
「そ…そういう事を言ってるんじゃない!それに、相手にも迷惑がかかるだろう」
「じゃあ、トゥルーデならいいの?」
「…は?」
間の抜けた返答をしてる隙に、トゥルーデに飛び付いた。
「シャーリーには迷惑かからないでしょ」
「…私にはかかるが」
「えー、嫌?」
ふに、とトゥルーデの胸に触れながら見つめる。
ひゅっと息を飲んだトゥルーデは、少し瞳を潤ませた。
「っ…誰にもやらなければいいだろう!」
「なんか手持ちぶさたでさ~」
「そんな事理由に…あっ…」
だんだん揉む力を強くしていったら、トゥルーデの声に覇気がなくなってきた。
かわりに色っぽさが混ざってくる。
「あれー?どったの~トゥルーデ?」
「っ…ば、か…ん…」
ぎゅっと目を閉じて快感に耐えるトゥルーデ。
ふふ、可愛いんだから。
力が抜けてきてるトゥルーデをトン、と押すと、後ろにあったベッドに腰が落ちた。
私はすぐさま膝の上に跨がって、トゥルーデの熱いほっぺにキスをする。
「妬いてた?」
「は…ぁっ、な…にが…」
片手で胸を揉みながら、空いた手で服を脱がせていく。
下着が簡易的なのは、こういう時脱がせやすくて便利。って前に言ったら怒られたけど。
「私がシャーリーのを触ってるの、ちょっと妬いてただろ」
「…!な、何故そんな事で妬いたりなんか…」
「私を愛してるからー」
「…っ…!」
にっ、と笑うとトゥルーデはますます赤くなって口をパクパクさせる。
「わかりやすい返答どうもね」
前述の通り、簡単にくいっと下着をずらして胸に触れる。
「はぅっ…」
びく、と小さく震えたトゥルーデは、既にとろんとしちゃって可愛かった。
「うん、色良し張り良し。やっぱ私トゥルーデのおっぱいが一番好き」
「は…恥ずかしいこと、言うなぁっ…」
緩急をつけて揉んであげると、トゥルーデは私の肩に頭を預けてきた。
胸が見えないようになのか、体が支えきれないのかわからないけど…
いつものトゥルーデとは真逆の幼い可愛らしさに、こっちとしては逆効果だ。
「トゥルーデ、耳出して」
「ぅ…えっ…?」
「ほらほら、早く」
「あっ!んんっ…!」
促すように胸の先を弄ると、軽く仰け反ったトゥルーデの頭からぴょこんと使い魔の耳が現れた。
「首絞めたりしないでね」
一応そう言って、ぽてっとした垂れ耳に頬擦りする。
トゥルーデの耳って、ふにふにで柔らかくてすごく気持ちいいんだよね。
「っふ…ぁ、くすぐったい…」
「こら、逃げるな」
「あっ、ぁん!くぅん…」
はむっと耳を甘噛みすると、トゥルーデは鼻にかかった声を漏らした。
「ふぁ、っ…ん、んっ…」
そのままときどきぴくんって動く耳を唇と舌で遊んでたら、甘えるように擦り寄ってきた。
ほんとに犬みたいで可愛い…
「気持ちいい?」
「んぅ……い、ぃ…エーリカぁ…」
「ずいぶん素直だな、いい子いい子」
「あ…んん…」
頭を撫でたら、ふにゃって無防備に笑ったりして。
「エーリカ…もっと…」
なんだなんだ、発情期か?トゥルーデの使い魔。
要望通り、胸を揉む力を強くしたら、トゥルーデは肩にしがみついてきた。
「あっ…んあぁっ」
「っつ…トゥルーデ、ちょっと痛い…」
力を緩めたら、いやいやと首振ってねだったりして…可愛くてやめられなくなる。
でも、刺激するほどギリギリと肩の手に力がこもってくる。
「エーリカ…エーリカぁ、はうっ…」
「いたた、トゥルーデってば…」
ヤバい、このままじゃ私の肩が砕かれそうだ。
「ちょっとごめん、トゥルーデ」
一旦体を離して、トゥルーデをベッドにうつ伏せにさせた。
後ろから胸を掴んで、ついでに項をぺろぺろ舐める。
「やあぁっ、だめ、んん…!」
トゥルーデは腕をバタバタさせて、触れたベッドの柱を掴んだ。
「いくよ、トゥルーデ」
「あっ!や、エーリカッ、あぁ…!」
胸の突起をくりくり捻って、仕上げに尻尾の根元をきゅっと引っ張った。
「ふあっああぁん…!」
バキィッ!
トゥルーデが仰け反って絶頂を迎えると同時に、ベッドの柱が折れた。
…もし体勢変えなかったら、私の肩が……ぞー。
「はぁ…エーリカ…」
トゥルーデが上気した顔のままこっちを見た。
「もう…私以外の奴の胸、触るなよ…」
「はーい」
えへへ、可愛いんだから。
約束する代わりに、今までの倍はトゥルーデにセクハラしちゃおう。