レンすけ大いにがんばる
ヘ「ハルトマン先輩、いつまで寝てるんですか!カールスラント軍人たるもの、一に規律、二に規律!」
エ「三四がなくて五に毛布~」
ヘ「そうそう五に毛布。ぽんぽんっと。寒くないですか?」
エ「うむ、ごくろー。丁度いいよ~」
ヘ「よかったぁ」
てくてくてく。
ヘ「はっ!そうじゃないです!いつの間にかまた黒い悪魔のペースに!」
ゲ「だから私に任せろと・・・」
ヘ「駄目です!バルクホルン先輩はハルトマン先輩に甘すぎます!」
ゲ「あっ甘いか?ちゃんと毎日叱っているんだが・・・」
ヘ「叱るだけじゃ駄目です!駄目人間は口先では何とでも言います!行動させるまでがお世話です!!」
ゲ「いっいや。ああ見えてエーリカもそんなに駄目じゃないというか・・・」
ヘ「・・・やっぱり甘いです。羨ましいですー!」
ゲ「羨ましい??」
ヘ「あっ!もう起きてる!」
エ「もち。一人で起きるのが社会人のたしなみだよー。レンすけはいっつも一所懸命だね。かーいいねー」
ヘ「くっつかないでください!子供扱いしないでくださいー!ハルトマン先輩はだらしなさすぎます!バルクホルン先輩を見習ってください!」
エ「見習うも何も、私がトゥルーデに劣ってるところなんて何一つないしなぁ」
ゲ「なんだと!」
ヘ「なんですって!」
エ「血圧と姉馬鹿度では負けてるね」
ゲ「がーっ!」
ヘ「きーっ!」
エ「落ち着けよレンすけー。こんな所で猛ってもしょーがないって。もっと乗り越えなきゃいけない壁があるだろー。トゥルーデの寵愛を一心に受けてるさー」
ヘ「そっ、それはみや・・・・・・」
エ「そう、みや・・・・・・」
ゲ「こっこの馬鹿!別に寵愛じゃない!私がお前に注いでいるのは更正の情熱だ!調子に乗るなよ!それだけなんだからな!」
たたたたー。
ヘ「・・・・・・え?」
エ「・・・・・・え?」