501会議室
「それでは、第1回ラヴ対策会議を開催します。議長はこの私、サーニャが勤めさせてもらいます。異議はありますか?」
「ないでーす」
「まずそれぞれお名前と目標の人をお聞かせください。ではそちらの方から」
「えっと、リネット・ビショップです。相手は芳佳ちゃんなんですが、なんというか浮気症で…」
「ペリーヌ・クロステルマンですわ。わたくし、実は…坂本少佐をお慕いしていますの…。でもあのお方は訓練ばかりなさっていて…」
「ミーナ・ディートリンデ・ヴィルケです。私は美緒の妻です。でも最近あまり夜の相手してくれなくて…」
「議長ー。ペリーヌが倒れましたー」
「すぐ戻ると思います。次の方」
「んー。エーリカ・ハルトマンです。トゥルーデはエイラに匹敵するほどのヘタレだからね。ちょっといじめてみたいかな」
「うじゅ?あたしの番?フランチェスカ・ルッキーニ!あたしはー、シャーリーともっと遊びたいの!」
「最後に私、サーニャ・リトヴャクです。言わずと知れたヘタレの中のヘタレ、エイラをどうにかしたいと思っています」
「これで全員ですね。ではこれから対策を議論していきましょう」
「議題は『愛しのあの娘を振り向かせるにはどうすればよいか』です。意見のある方」
「はーい」
「ハルトマンさん」
「せくしーぽーずをすれば良いと思いまーす」
「理由と予想される効果をお願いします」
「私の場合なんだけど、トゥルーデにしたらあたふたしてかまってくれたよ。とりあえず目線はこっちに釘付けだね」
「意見や質問はありますか?」
「はい」
「ペリーヌさん」
「あの…その、む、胸…とか、体に自信のない人はどうすればよろしいのでしょうか…?」
「あなたの場合ライバルが私ってことを忘れちゃダメ。諦めて頂戴ね、ペリーヌさん?」
「議長ー。ペリーヌが」
「大丈夫でしょう。他になにかありますか?」
「はーい!」
「ルッキーニちゃん」
「えっとー、シャーリーのがおっきいんだけど大丈夫かなー?」
「ハルトマンさん、どう思いますか?」
「大丈夫大丈夫。シャーリーだったらイチコロだね。血が騒ぐんじゃないかな?」
「そーなの?じゃあやってみるー!」
「他にありますか?」
「……」
「では、この『せくしーぽーず』作戦に賛成の方挙手を」
「賛成5、反対1となりました。なので各自作戦を行い、結果をまとめてください」
「では他の意見のある方」
「は、はい」
「リーネさん」
「え、えっと…、意見じゃなくて質問なんですがいいですか…?」
「いいでしょう」
「相手が他の人の…あの、おっぱいを…触るのはどうすればよいですか?」
「誰か意見はありますか?」
「あなたがどんどん豆狸に胸を押し付けていけばいいんですわ!わたくしなんか…わたくしなんか…。うっうっ…」
「議長ー」
「ほっときましょう。他に」
「はいはーい!」
「ルッキーニちゃん」
「シャーリーのおっぱいを芳佳が近づけないようにあたしが守ればいいんでしょー?」
「……。芳佳ちゃんと一緒にうちのエイラも妨害リストに加えてもらえますか?」
「うんいいよー!まっかせなさーい!」
「ありがとう…。リーネさんもそれでいいですか?」
「は、はい。あと…バルクホルン大尉を…」
「じゃあそれは私がやっとくよ。保証はできないけどね。宮藤相手だと逆にトゥルーデが止まらないかもしれないし」
「あ、ありがとうございます!」
「ではリーネさん、これでいいですか?」
「はい!大丈夫です」
「そろそろ時間です。最後になにか言っておきたいことはありますか?」
「……」
「無いようなので私から。リーネさん」
「はっはい!」
「あの、芳佳ちゃんと同じでエイラもおっぱい大好きです。なのでどうにかしてあなたの胸をガードできませんか?」
「え?えーっと……、むり…だなぁ…」
「議長ー落ち着いてー」
「だって…だって……ぐすっ」
「サーニャさん…触るなって言ってもだめだったの?」
「はい、その場だけでした…」
「サーニャさんはどうしたいのかしら?」
「私だけを触ってほしいです…」
「うーん……。無理…ねぇ」
「無理だなぁ」
「ムリだにゃ!」
「むりでしょうねぇ」
「できるわけありませんでしょ」
「うぼあー!」
END