スオムス1946 ピアノのある喫茶店の風景 8月18日、午前中。
「チャオ! えいら~にゃ~!」
8月17日、相変わらず暑い日が続く中、先日同様の変な挨拶と一緒にロマーニャからルッキーニがやってきた。
本当はシャーリーとおそろいの髪型にしたいんだけどね、とそう言った彼女の髪型はポニーテール。
なんでも髪質が違うからうまくいかないらしいんだけどツーテールだと子供っぽくなっちゃうから一本でまとめてるみたい。
で、そのシャーリーなんだけどはやっぱり前に言っていた通り忙しくてこちらには来れないってルッキーニにが伝言貰ってた。
因みに言うとシャーリー自身はルッキーニの髪型はいろんな理由からツーテールのが気に入ってるみたいダゾ。
自主性に任せたいからって事で本人には言ってないみたいだけどナ。全く妙なところで変な常識人ぶりを発揮するんだからなぁ。
とはいっても、検閲はあれど現在もルッキーニとは連絡を取れているようで何より。夢に向かって元気にやってるんだってサ。
ステキな事にルッキーニはマーマの手作りイタリアンチーズケーキを持ってきた。ルッキーニ曰く究極のチーズケーキなんだって。
ちゃんとそういうものを持ってくるなんて全く殊勝な心がけダヨナ。
そんでもって8月18日。
復興作業頑張ってる皆には悪いけど、わたしたちのわがままで喫茶ハカリスティは、本日臨時休業ダ。
「ウンッニュッニュニュッニュ~♪」
「なんかルッキーニにしちゃ手が込んでるヨナ」
厨房で誕生会用の料理を作る。
夕べはちょっと夜更かししたんでサーニャはまだ睡眠中。
というかサーニャの事だから自分の誕生会だっていうのに大いに準備を手伝いかねないんで、わたしとルッキーニでわざと夜更かしにつき合わせてから朝、現在に至るまで起こさずにいたりす
るんだ。
何故かサーニャのウェイトレス服を着てエプロンをつけた鼻歌交じりのルッキーニは、ケーキと一緒にロマーニャから持ち込んだ材料で特性のパスタをつくってる。
パスタはトマトソースとアサリをたっぷり使ってて、何だか意外な事にちゃんと殻を外して混ぜているみたいだ。
ルッキーニって言ったらそういう面倒ごとは避ける傾向だと思ったんだけどな。
「手が込んでるんじゃなくて食べる時めんどくさいから先やっとくんだよ~。……でもアタシがパスタ用意してて正解だったよね、ホント」
「ん? 何が?」
「エイラ相変わらずサンドイッチだし……」
なんだかジト目でウェイター姿のわたしを上から下まで見た後に視線を手元に戻してため息をつくルッキーニ。
その視線の重々しさに、思わず届けてもらったばかりの焼きたて食パンをスライスして具を挟む作業をしていたわたしの手が止まる。
「な、ナンダヨー。サンドイッチの何が悪いんだよ。大体今日のは特製のサンドイッチだぞ。いつもよりも具が高級で多いんだぞ」
「ウジュ……だってさっき軽く食べた朝食もサンドイッチだったじゃーん。いいかげんそっからから離れなよって言ってるんだけどな~……っていうかそこのフェレットも!」
「な、なんだよ……っていうかせめてカタヤイネンさんとかニッカさんとか位呼べないのかよ」
「げっ歯類でじゅーぶん!」
突然矛先をむけられて動揺するニパ。
ニパもニパ流のわたしとは別のサンドイッチを作っている。
人のサンドはまた別の趣があって美味いんダヨナー。
ちなみにコイツの今日の服装は私と揃いのウェイター服。
嫁だ婿だとうるさいので、ウェイトレスとウェイター両方の服をあてがってからニパの服装を予知してわざと揃いの服を着て変な意見を封じてるのは内緒ダゾ。
「なぁんで二人してサンドイッチなの!」
「食べやすいだろ、サンドイッチ」
「ダヨナ、食べやすいし色んなの作れるんダゾ」
「ニャァ……もうスオムス人には期待しないことにするよ……」
もう勝手にしてよって表情で重ねてため息。
ナンダヨ、モー。勝手に盛り上がって落胆して……失礼なやつだなぁ。
決めた。ルッキーニが食べたいって言ってもわたしのサンドイッチはあげないからナ。
「皆さんこんにちは~」
と、そこにほわほわした空気を纏った大人の女性が現われた。
言わずと知れたどじっ娘少佐のエル姉ことエルマ・レイヴォネンだ。
何だか場違いなほど妙に堅苦しくしっかりと軍用の礼服を着込んでいるんだけど、きっとエル姉の事だから祝いの席に対して真面目に取り組もうという気持ちの現われなんだろうから気にしな
いでおく。
「ようこそエル姉」
「こんにちはエイラさん。準備の差し入れにサンドイッチもってきましたよー」
「ヤッタ。エル姉のサンドイッチは大好きだぞ」
「ナイスだエル姉!」
がちゃんと音がした。
見るとルッキーニが殻の山の中に盛大に顔面を突っ込んでいた。
なんだかわかんないけどダメージを受けてるみたいダナ。
ふふん、サンドイッチを馬鹿にした罰でも当たったか?
「え? あれ? ニパさんいたんですね。お久しぶり……って、ルッキーニちゃんも久しぶりで……どうしたんですか?」
心配そうな声を上げるエル姉。
「あ~、そいつはほっといていい。それより差し入れ食べたいぞ、エル姉」
「はいどうぞ~……あれ? サーニャちゃんは?」
「わざと起こさないで寝かせてあるんだ」
「あ、そうですよね。サーニャちゃんのことだから進んで色んなことやっちゃいそうですものね」
「ウン、だから起きてくる前にあらかた誕生会の準備しちゃおうと思ってサ」
「はい、ではでは私も手伝いますね」
「アリガト、エル姉」
エル姉には一旦上着を脱いで汚れないようにしてから飾り付けを手伝ってもらうことにした。
事前にある程度用意していただけあって、雑談を交えつつの1時間とちょっとくらいであらかたの準備が終わる。
そしてその際のルッキーニの行動はすばやかった。
「ひゃあっ!」
わたしたちが気づいたのはエル姉の悲鳴が上がってからだった。
見ればルッキーニが後ろからエル姉のおっぱいを鷲掴みにしてモミモミしいるじゃないか。
「むむっ! オオッ……これは~……銅賞レベル!!」
「なっ!?」
「ルッキーニ! おまえっ!」
「あぁんっ……た、たすけてくださぁい」
突然の事態に悲鳴を上げて助けを求める涙目のエル姉なんだけど……。
「ずるいぞルッキーニ!」
「あたしも久しぶりに会ってからまだ触ってないんだぞ!」
「えええっ!?」
「ニヒヒ。早い者勝ちだよ~」
まぁその、アレだ。
エル姉はもうちょっとわたしたちに対して学習能力と言うか危険予知と言うか、そんな感じのモノを働かせた方がイイゾ。
わたしとニパがいる環境だとどうしてもおっぱいの話になるのは当たり前ダロ。
そこにわたしのそういった意味でのライバルでもあるルッキーニがいるんだからナ。
むしろルッキーニから銅賞をもらえたことを誇るがいいぞエル姉。
それはそうとその銅賞を堪能する為に乗り遅れる訳には行かないナ。
サーニャが起きてきたらそんなことできないモンナ……よしっ。
「次はわたしがっ!」
「いや、あたしだろっ!」
「わっ! ちょ、ちょ、ちょっとぉ! あああっ! やめてくださぁ~い」
食事が始まる前から「ご馳走様でした」とはこれ如何に、ダナ。
エル姉が息も絶え絶えに「激しすぎです」とか「直になんて……」とかぶつぶつ言ってる気がするけど女同士ダロ~恥ずかしがるなよな。
…………。
……と、いうわけでそろそろサーニャを起こしにいこうかなと席を立つ。
わたしが奥の寝室へと向かおうとすると、驚くべき事にサーニャが自分で起きてきた。
あの時間に寝て自分で起きてくるなんて凄いヨナーと思わず感心してしまう。
でもなんか様子が変だぞ……って、レーダー魔道針が光ってるじゃないか。
「お、おいサーニャっ! どうしたっ!? 何かあったのカ?」
「ん……大丈夫……そこで……街道に沿って……」
パジャマ姿で店内に出てきたサーニャは寝ぼけているのか何なのか、うつろな表情で何かを口走ってる。
誰かと話をしてるようにも見えるけど……う~ん、別に焦ってる風でもないしネウロイが出たとかじゃなさそうダヨナ。
でもこのままじゃ埒が明きそうにないしなぁ。
「おい、サーニャ、大丈夫か?」
「右手側で……うん、そう……その建物が……」
「サーニャぁ」
声をかけながら正面に立って肩を揺すってみる。
なんか、涙声だ。
我ながら情けない声を出してるって自覚はあるし、そんな声を皆に聞かれてるのはわかってるんだ。
でも……でもさ、こんなおめでたい日で、一番楽しんで貰わなきゃいけないっていうのに、一番大切な人の様子がおかしいなんて耐えられないじゃないか。
「あ、エイラ」
「サーニャ、一体どうしたんダヨ。なんか変だったから心配したんだぞ」
「え? あれ? あ……私こんな格好でいつのまに……あ、ごめんなさい。皆さんおはようございますっ……あのっ、あのね、それでねっ、エイラっ」
あれ? もしかして本当に寝ぼけてただけで、単なる寝言だったのか?
まぁ、そうだったとしてもサーニャがちゃんとサーニャだっただけで大丈夫。
「っていうか落ち着けよサーニャ」
「うん、あのね……」
一つ大きく深呼吸をしてから喋りだしたサーニャの声を遮るように懐かしさを感じさせる魔道エンジン音が響いてきた。
聞きなれたDB600系列の音。
でもBF-109とは違う音の気がするナ。
「何だろこの音~」
「メルスじゃないですね」
「チェンタウロでもないよ」
「きた……」
「え?」
サーニャが呟いて窓の外を見ると、夏だというのにカールスラント仕様の黒い革ジャンを来たシルエットが徐々に速度を落し、降下してくるのが見えた。
ストライカーはカールスラントのBF-110。
顔には大きめの遮光ゴーグル。
頭にはサーニャのとはちょっと違うレーダー魔道針。
髪は白に近い銀のロング。
そして何よりも目を惹くのは、厚い革ジャン越しでも解る大きなおっぱい……っていうか、ぱっと見リーネクラス以上……つまり銀賞以上ダゾ!
そんな彼女は結構鈍重なはずのBF-110をふわりと優雅に着陸させ、滑走状態のまま店の入り口へと近づいてくる。
ゴーグルをずらし、眼鏡をかけた素顔をあらわにした赤い瞳の彼女の第一声は衝撃的だった。
「さーにゃん! お誕生日おめでとう!」
さ、ささささささーにゃん! 『 さ ー に ゃ ん 』だとぉ!! なんだなんだその呼び方はっ!
けしからんっ! 可愛らしくてけしからんジャナイカっ!
にゃん……『ニャン』とか言って使い魔の黒猫に通じるその響き! かわいい……かわいすぎるよさーにゃん。
ソンナ、ソンナ愛称ではまだ私も一度も呼んだことナイゾッ!!
「そんな……恥ずかしいよ、ハイデマリーさん。そう呼ぶのは夜だけにして」
「さーにゃん……他人行儀に呼ばないで、いつもの夜みたいにはいちーって呼んで欲しいよ」
がーん……『夜だけ』だとう!?
夜だけ……夜だけ……夜だけって……『よる』って事はアレか! アレなのかっ!!
それは、それだけはナイダロ!! だってアリバイがあるんダッ! いつだってサーニャは私と同じベッドでっ!
イヤ待てよ、それが夢でなく現実であるという証拠が何処にあるっ!
現実を疑えわたし! 都合のいい妄想になど寄りかかるな! いつだって最悪の状況を想定してから現状へと立ち向かえ!
って最悪の状況ってナンダヨ! ん~ソウダ! つまりアレだ! おっぱいにサーニャが捕られてるわけだ! くっ! 羨ましいぞさーにゃんっ!
具体的に想像するとこんな感じダナ。
『さーにゃん♪』
『はいち~♪』
むにゅ~ん。
むにゅ~ん!? すごい効果音って言うか擬音っていうかナンダソレ。
はいち~の胸にさーにゃんの……か、顔が埋まってるジャナイカー!
窒息しないように気をつけないとやばいレベルダロ……って、そうか……やっぱりサーニャのシャーリーへの憧れはそういう事カッ!
つまりだ! わたしも豊胸が必要なのか!? おっぱいが金賞なら勝てるのか!? あああああああっ! ドウナンダーっ!!!
「め、面と向かうとそんな風に呼べないです……。ごめんなさいハイデマリーさん……ハイディ、って呼べばいいですか?」
「もしかして、ハイデマリー・W・シュナウファーさんですか? 夜間撃墜エースの……」
「はい、その通りです。ハイディとお呼びください」
「わ~、感激ですよ~。有名なエースにお会いできるなんて~」
「そういうあなたは……スオムスの独立義勇中隊を率いていたエルマ・レイヴォネン少佐?」
「いえあの、率いていたのはトモコ中尉でわたしはただ後ろで勉強させてもらっていただけで……あ、でもエルマなのは確かです、はい。はじめまして、宜しくお願いいたしますです」
「はい、こちらこそ宜しくお願いします」
「あたしはニッカ・エドワーディン・カタヤイネン。ニパって呼んでくれ、ハイディ」
「有名な『ついてないカタヤイネン』さんですね。お話はかねがね伺っています」
「なっ!? お話って……一体何がっ」
「ふふふ、秘密ですよ。宜しくお願いしますね、ニパさん」
「あ~あ、まぁいいや。こちらこそ宜しくな……で、そこで真っ白になって手をわしわししながらブツブツ何か言ってるのがスオムスのトップエースにしてあたしの嫁であるエイラ・イルマタル
・ユーティライネンだ」
「もうっ。ニパさん、エイラはニパさんのお嫁さんじゃ……」
「ところでそのエイラさんは何で……きゃあっ!」
目の前で展開する会話にも気付かないような茫然自失状態だったわたしを現実に引き戻したのはハイデマリーの悲鳴だった。
見ればその豊満なおっぱいが何者かに鷲掴みにされている。
「オオオ~ッ! VIVA! すっごい柔らかいよ~シュナっち~。審査員特別賞進呈!! むしろ金賞レベルかもっ!!!」
……何者も何も無いよナ。こんなことするのはルッキーニ以外にイナイッテ。
「こ、こらルッキーニ! 止めろって」
「ルッキーニちゃん!」
「ルッキーニ!」
「ルッキーニさん!?」
わたしたちの静止も聞かず大胆にもその手を動かし始めるルッキーニ。
さっきといい今といい、コイツこういうところだけは何年経っても変わりそうににナイナー。
しかし、あの大きさは羨ましいぞルッキーニ……でも、でもわたしは最近自重するって事を覚えたんだ。
なんたってそういうことをわたしがするとサーニャの機嫌が悪くなるんだからナ。
大好きなサーニャの笑顔を間近で感じ続けるためにも、サーニャの目の届くところではそんなことはしないぞ、絶対。
……って、うわ!?
「……ぅぅっ……ぐすっ……」
ハイデマリー泣いちゃったじゃないかー。
「おいルッキーニ! 泣かせちゃダメだろ!」
「ウジュワァ! ご、ごめんねっ。そんなに嫌がると思ってなかったの……泣かせるつもりはなかったんだよっ」
慌てて手を離して飛びのき、ハイデマリーに頭を下げて謝るルッキーニ。
まぁ、そうだよナ。
おっきい事をコンプレックスにしてるリーネみたいな奴だっているわけだしな。
そういう事はいけないことなんだ。だからサーニャが正しいんだぞ、うんうん。
「くすん……い、いえ……違うんです。……いいんですよ」
「え?」
あれ? なんか様子がオカシクナイカ? ハイデマリー、泣いてるけど笑顔っぽい気がする。
「あと、いま『シュナっち』って、私の事ですよね」
「え……うん。名前長かったから、呼びやすい風にって思ったんだけど……ウジュ……いきなりヘンな呼び方で迷惑だったよね。重ねてゴメン」
「いいんですよ、ルッキーニさん」
その後のハイデマリーの行動は意外だった。
非を認めてしゅんとなったルッキーニの頭を抱いてかいぐりかいぐりし始めたのだ。
ナニナニっ!? 一体何が起こってるんだ?
「いきなり初対面でニックネーム付けてもらえて、スキンシップまでしてもらえるなんて……私、今本当に感激してるんですっ」
「ウニャァッ! シュナっち大好き~」
ルッキーニも順応早いし……って、うわ……ルッキーニの顔がおっきくて柔らかいのに埋まって……さすがシャーリーで慣らして……う、う、う、羨ましすぎるぞっ!
ハイデマリー、うれしさのあまり泣いてたのかよ。こんな事ならわたしもやっておけばよかったぞ。
「スキンシップならあたしにまかせとけ!」
「さーにゃんのお友達は、みんな素敵な人ばかりですねっ」
うぁ、ニパも速い! しかも笑顔で受け入れられてるしっ!
くっ……ハイデマリーはなんか寂しいけどイイヤツ過ぎるぞっ! ここはわたしも混ざらないとっ!
ハイデマリーを中心にルッキーニが前から、ニパが後ろから、一歩はなれてニコニコ顔で見守るエル姉。
そんなキャッキャウフフ空間に飛び込もうとすると、これまた微笑を浮かべながらその光景を見つめていた傍らのサーニャが口を開いた。
「ハイデマリーさんは、ただでさえナイトウィッチで他の人との接触が少なかった上に、小さい頃から戦果を上げてカールスラント最年少の部隊司令になっちゃったから、部隊で友人を作れなか
ったの」
サーニャがいろんな人と友人関係作れているのは、ひとえにあの501隊って言う特殊な環境のお陰なんだろうな。
「そ、そうなのか……じゃ、じゃあわたしも……」
「エイラ……ね、みんなもそろっていつまでもこんな格好だと恥ずかしいから、着替えてくるね」
「ウン」
「それでね、エイラ。普段着慣れない服だから、着るの手伝ってほしいの」
「え……」
「ね、おねがい」
「ウ、ウン」
柔らかく微笑むサーニャの翠の瞳に逆らえない……っていうか……わ、わたしがサーニャの個とを手伝わないはずなんて……無いダロ。
別に背後に響くキャッキャウフフな展開に後ろ髪を引かれてなんて無いからナ。
だって、サーニャのおろしたての服を着た姿を一番最初に見られるんダゾ。
うらやましくなんて無いうらやましくなんて無い断じて無い!
うう、でもほんとはちょっと……いや、かなりうらやましかったりもするんダナ。
ハイデマリーのおっきくてやわらかいもの……残念……。
でもやっぱりサーニャが一番大事何だよナァ……ふふっ。
そして誕生日は午後へと続く。