truth
ハ~イ今夜も「STRIKE TALKING RADIO」始まりマシタ~。
DJ兼MC、パーソナリティのエイラ・イルマタル・ユーティライネンでス。皆聴いてるカナ?
この番組ハ、サーニャのレーダー魔導針を通しテ、全世界の悩めるウィッチに秘密のラジオとしてお伝えしているンダナ。
夜間哨戒のついでじゃないカラナ?
今夜は久々にサーニャと二人で静かにまったりと進行するゾ。ゲスト? ……もう勘弁してクレ。
各方面から苦情だの色々来て困っ……イヤ、何でもナイ。
「人が多い方が、楽しいと思うけど」
いや確かにそうなんだけド、本来は私とサーニャの番組ダシ、いいじゃんカヨー。
「エイラがそう言うなら……でも」
分かったヨ! 分かったからその目は止めてくれサーニャ。色々な意味で怖イ……。
さて、今日もお便り来てるゾ。気分転換がてら早速読ませて貰うゾ。
まず一通目。所属他一切内緒希望、十代カールスラント出身の女子。
前にもこの人から来た事有ったナ。今度は何だろウ?
『エイラさんに質問です。次のストライカーの音を聞いて、機体を当てて下さい。
ブォォワアアアアアアアアアアアアーーーーーーーーーーーブィーン
当てたらご褒美、外れたらお仕置き。ではどうぞ』
ホホウ、挑戦カ。受けて立とう。ズバリ、言わせて貰うぞ。
……分かるカッ!
「珍しい、エイラのノリツッコミ」
サーニャも感心しなくて良いカラ。てか手紙の文面の、文字だけでどうやって判断しろって言うンダヨ?
絶っ対無理ダナ、無理無理! そもそもこれ聴覚じゃなくて視覚ダシ!
「じゃあ、エイラお仕置きされちゃうの?」
どうしてそうなるんだヨ? てかサーニャが私をどうかしたがってる顔してる気がスル……。
「代理処罰……」
意味が分からなイ!
「じゃあ帰ったら、お仕置きしてあげる、エイラ♪」
いや、だからネ……その嬉しそうな顔がまた……何でもナイ。
ではお時間となりましタ、今夜はこの辺で。
最後に、「サーニャのうた」を聴きながらお別れデス。
end