ヒリヒリするの
「ペリーヌさん」
「なんです?」
「大丈夫ですか……?」
「へっちゃらですわ」
「あのっ、わたし治療します!」
「そうですよ、芳佳ちゃんに治してもらえばお風呂に……」
「こんな恥ずかしい所を任せられるわけないでしょう!?」
「でも……」
「でもじゃありませんわ。我慢すれば平気です!」
チャプ…
「~~~~~っ! んんぅ……!」
「あの……」
「なんっ、ですのリーネさん……!」
「やっぱり治療したほうが……」
「お断り……! しますわっ……!」
「ダメです!」
「みや、ふじさん……?」
「わたし、守りたいんです!」
「守る……」
「芳佳ちゃん……」
「わたし、ペリーヌさんの大事な所を、守りたいんです!!」
「……ふ、わかりましたわ」
「ペリーヌさん!」
「あなたの気持ちは本物ですのね……。お願い、致しますわ」
「はいっ!」
「それじゃあペリーヌさん、まずタオル外しましょうか」
「う……。や、やっぱり止めてもよろしくて?」
「えーっ、だめですよ!」
「だって、恥ずかしい……」
「ペリーヌさん綺麗だから大丈夫です!」
「なっ! でもその、そういう問題ではなくて……」
「肌も白くて綺麗だし、すべすべしてて気持ちいいんだもん」
「……」
「だから、ね?」
「……はい」
「あの、あんまり見ないで……」
「すごい綺麗……」
「んんん……」
「それじゃあ、始めますね……」
「ええ……」
「はぁっ! んっ、だめ…っ!」
「我慢してくださいね」
「あっ、まっ…! んんぅっ!」
「もう少しです……」
「やぁ…、ぁぁ……ん……」
「はい、終わりましたよ」
「はぁっ……、はぁ……はぁ……」
「もう大丈夫です」
「あ…、ありがとう、ございましたわ……」
「ペリーヌさん、かわいかったです」
「な、なにを言ってますのよ……、はあ…はあ…、ん……。この豆狸は……」
「えへへ……」
「まあ、感謝いたしますわ……」
――――――――
「ねぇ、芳佳ちゃん」
「リーネちゃん? どうしたの?」
「なんかね、怪我したみたいでね、胸、がチクチクするの」
「えっ!? 大変! 早く治療しないと!」
「うん、お願い!」
END