魔法の眠り
『一つ理解して欲しいのは、魔法と睡眠は等価だという事だ。
大量の魔法力を消費した魔女は長時間の睡眠を必要とする。
しかし、なかには睡眠中に無意識の内に魔法力を発露させてしまう魔女だっている。
そんな魔女は、早起きすることが出来ないんだ…』
エーリカ・ハルトマン中尉/柏葉剣付鉄十字賞授与式における発言より抜粋
エイラ「た、大変だあ! サーニャが、サーニャが、眠ったきり目を覚まさないぞ!」
もっさん「これは…魔法の眠りだな。魔法力を使い過ぎたんだ」
エイラ「一体どうしたらいいんダ?」
もっさん「簡単なことだ。魔法力を注入してやればいい。宮藤! 魔法力が大きいお前が適任だ。お前がやれ」
宮藤「わかりました! …でも、どうやるんですか?」
もっさん「キスだ。キスをするんだ!」
宮藤「エエエえっ!?」
エイラ「み~や~ふ~じ~!!」
宮藤「ひぇええっ!」
エイラ「嫌だ! わたしがサーニャにキスするんだ!」
宮藤「私には上官の命令に従ってキスする義務があります。私に任せて下さい!」
エイラ「義務だなんて言い訳だ! だいいち宮藤! お前のその手の動きはなんだ!」
宮藤「(ハッ!)…こ、これは父との約束で、そのぅ…守りたいから私は揉むんです!」
リーネ「…芳佳ちゃん…」
エイラ「乳との役得ぅ? そんな目でサーニャを見んなぁああ!」
バルクホルン「話は聞かせて貰った。上官として私は妹…いや、部下を救う責務がある。
私に任せろ!」
宮藤「バルクホルンさん! ずるいです!」
バルクホルン「な、何を言う! わ、わたしはカールスラント軍人として…」
エイラ「こ、こうなったら早い者勝ちダあ! サーニャぁああ!!」
宮藤「あっ! 待って下さい!」
バルクホルン「貴様!やめろ!」
ルッキーニ「うじゅじゅじゅ~(阿呆らしくてやってらんない)!」
シャーリー「我慢だ。ルッキーニ」
サーニャ(エイラの馬鹿!)