ウィルマとフランの秘密の夜


「ほら、もう泣かないで。一体どうしたの?」
「うぅっ、だって、だってウィルマが……」
深夜の1時を少し過ぎた頃、私はベッドで泣きじゃくるフランの背中をさすって、彼女が泣き止むのを待っていた。
フランが泣き止んでから事情を聞くと何でも、私が撃墜される夢を見て不安になり、慌てて私のベッドまでやって来たみたい。
う~ん、この前死にかけた私としては、あんまり笑えない話ね。

「大丈夫よ。私はどこにも行かないから」
私は半分、自分に言い聞かせるようにフランに囁く。
「本当に? この前のことがあったからあたし、心配で……」
「本当よ。フランに救われた命、無駄になんてしないわ。こんなに可愛い上官さんを残して死んだら、罰が当たるわよ」
私がそう言って頭を撫でると、フランが頬を染めながら「……ウィルマのバカ」と呟く。
その仕草が可愛くて、不意に自分の中でもやっとした気持ちが湧き上がるが、何とか抑え込む。
いけない、私ったら。危うく、6つも下の女の子に欲情するところだったわ。

――それから数分後……

「ねぇ、落ち着いた?」
「うん」
「じゃあ、もう1人で寝れる?」
私はフランのことをじっと見つめながら、訊ねる。
ちなみに今日はアメリーもラウラも、夜間哨戒の任務に就いているので、お互いの相部屋の相手は朝まで帰ってこない。
「……今日だけ」
少しして、フランが小声で何かを呟いた。
「え?」
「……今日だけ、一緒に寝てくれない? そしたら、大丈夫だと思うから……」
消え入るような小さい声でそう呟くフランを見て、一度は抑えた感情がまた湧き上がってくる。
ごめん、やっぱ我慢できない。本当に好きなら、歳の差なんて関係ないわよね。

「フラン、大好き」
私は欲望のままにフランを押し倒して、彼女の唇に自分のそれを重ねる。
とても柔らかくて甘酸っぱい、少女特有の唇だ。
「んっ、ウィ、ウィルマ……」
赤らめた表情で、私のキスを受け入れてくれるフラン。
私はそんな彼女を愛おしく想い、更に深いキスを落としていく……

「んっ……ぷはっ」
数分後、私が唇を離すと、フランは半分涙目で私のことをキッと睨んできた。
うん、やっぱりフランはちょっと怒った顔も可愛いな。
「い、いきなり何すんのよ! バカウィルマ!」
「ごめんね。フランが可愛かったから我慢できなくて……フランは私とキスするの、イヤだった?」
「イ、イヤじゃなかったけど……あたしにも心の準備ってものがあるんだから……」
そう言って俯くフランを見て、私の胸は更に高鳴りを増していく。
もう、本当に可愛いんだから。

「ねぇフラン、もう1回キスしてもいい?」
「……うん」
今度は合意の上で、私はフランに唇を重ねる。
舌も絡めて、さっきより深く、激しいキス。
「はぁっ……ウィルマ……んむっ」
「フラン……んんっ」
――どのくらいの時間が経ったんだろう。
ほんの数分だったかもしれないし、もしかしたら、何十分も経っていたのかもしれない。
私にはフランと触れているこの時間が、無限に感じられた。

「んっ、はぁっ……」
「んんっ、やぁんっ……」
私が深いキスからフランを解放すると、銀色の糸がお互いの唇を繋いでいるのが見えた。
「ウィルマ……」
潤んだ瞳で私の名前を呼ぶフラン。
その表情はとてもいやらしくて、色っぽい。
そんなフランを見て理性を保てるほど、私はできた人間じゃない。
私は彼女のズボンに手をかけ、それをスルッと下ろす。
フランの女の子の部分からは、いやらしい汁がトロリと溢れていた。

「フランったら、キスしただけでこんなになっちゃうんだ」
私はフランのびしょびしょになったそこに手を触れながら、彼女に囁く。
「い、言わないでよバカ……」
「ねぇ、キスより気持ちいいこと、しよっか?」
そう言って、フランの秘所に自分の指を侵入させる。
「え? ちょっと待っ……やぁっ、ぁんっ……」
クチュ、クチュとえっちな水音と、フランの可愛らしい喘ぎ声が部屋中に響く。
彼女の甘美な喘ぎ声に、私は一層興奮を高めていく。
「指、もう1本入れるね」
私は指を2本に増やして、フランの中をかき回していった。
彼女の秘所からとめどなく溢れる蜜が、シーツに染みを広げていく。
「ウィルマぁ……そんなとこっ、ひゃぁんっ、あぅっ」
「フラン、一つになろっか」
「え?」
私もズボンを脱いで、フランの秘所に自分のそれをあてがう。
「ウィル、マっ……はぁんっ、ひゃぅっ」
「フランっ……あぁんっ」
私は腰を動かして、フランの秘所と自分の秘所を何度も重ね合わせる。
その行為を続けるうちに、フランが恍惚の表情になっていくのが分かった。
「ウィルマ、あたし……イっちゃうっ、ぁんっ」
「フラン、私も……はぁんっ」
「「ひゃぁああぅっ」」
私たちは、お互いのことを強く抱きしめながら、ほとんど同時に絶頂へと達する。
フランとえっちな事をするのが、こんなに気持ち良いなんて思ってもみなかった……

「うぅ、ウィルマのえっち、変態、スケベ……」
「本当にごめんね。フランが可愛かったからつい……私のこと、嫌いになっちゃった?」
「バカ、嫌いになんてなれるわけないでしょ……」
そんなことを言い合いながら、情事を終えた私たちはティッシュでお互いの身体を拭いていた。
私もフランも、汗といやらしい汁で身体中ベトベトだ。
「暑いね。上も脱いじゃおっか」
私は、タンクトップも脱いで何も身につけてない状態になる。
それから、フランも脱がしてあげようと思い、彼女のブラに手をかける。
「ま、待って!」
「どうしたの?」
「胸は恥ずかしいんだけど……あたしの、小さいし」
「いつもお風呂で見てるじゃない。それに私は、ちっちゃい胸も好きよ」
私はそう言って、フランのブラを外す。
小ぶりで可愛らしい胸が露わになった。
「うぅっ、本当に変態なんだから……」

生まれたままの姿になった私たちは、どちらからともなく抱き合った。
何も身に纏ってない状態で触れ合う素肌と素肌がすごく気持ち良い。
「ねぇ、ウィルマ」
「なに?」
「さっきの約束、守ってよね……どこにも行かないって奴」
「もちろんよ」
私は満面の笑みを浮かべて、フランの頭を優しく撫でる。
それから、最後にもう1度、キスを交わして私たちは深い眠りへと落ちていった……

~Fin~


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