エーリカ「二人っきりならいいってこと?」 芳佳「ーーっ!!」


--2期の5話ぐらい。

芳佳「買い物に行くんですけど、何か欲しいものはありますか?」

エーリカ「お菓子!」ガバッ

ゲルト「お前に必要なのは目覚まし時計だ!」

エーリカ「えーー!!おかしーーおかしおかしおかしおかしー!」ジタバタ

芳佳(パタパタしてるハルトマンさん子供みたいで可愛いな)フフッ

ゲルト「うるさい!」バタン!


ゲルト「と、言うわけで目覚まし時計を頼む」

芳佳「あ・・・はぁ。」
(せっかくの機会だもんね、ハルトマンさんに何かお菓子買っていってあげよう・・)




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コイツハウメーナー!ミヤフジー! モウイッコツイカデ!

フタツデオネガイシマス!!

芳佳「はっ!」

シャーリー「どうした?ミヤフジ?」

芳佳「え!?イ.イヤ...ココノケーキスゴクオイシカッタデスネ-」コエウラガエリ

シャーリー「ああ!二人で三個も食べちゃったしな!食べれなかった基地の連中はかわいそうだな!」

芳佳「ホントデスネー スゴクオイシカッタデスヨネー」
(ああああああ!!!!ハルトマンさんにお菓子買っていこうと思っていたのに忘れてたーー!!
ルッキーニちゃんにお金預けていたせいでもう手持ちもないよ...ハルトマンさん気が利かない軍曹でゴメンナサイ...)

芳佳「ホントオイシカッタデスネー」

シャーリー「壊れたおもちゃみたいになってるぞミヤフジwww」ケラケラ

芳佳(どうしようどうしよう・・!ペリーヌさんには花の種を買ったのに・・・)


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オカイモノカラカエッテキマシタヨー!

芳佳「バルクホルンさん!これ、どうです?」

ゲルト「あ、ああ…すごく……いいな! バッチリだ!」キラキラ

芳佳「あ、あとこれ。ハルトマンさんの目覚まし時計です、どうしましょうか?」

ゲルト「ありがとう。それは私があずかっておこう。」

芳佳「はい、どうぞ」

ゲルト「ハルトマンに渡しても受け取らないか、受け取ったとしても自分じゃセットしないだろうからな。アイツが寝ている間に私がセットしておく」

芳佳(うわぁ....ますます気の毒になってきたよ...)

エーリカ「あ!!ミヤフジ!!」

芳佳「---っ!」


芳佳「あ、ハルトマンさん…」

ゲルト「ようやく起きてきたか」

エーリカ「お菓子は!?お菓子買ってきてくれた?」キラキラ

ゲルト「バカな事を言うな、そんなものはない!」

エーリカ「そんなぁ」ショボン

ゲルト「喜べハルトマン。そのかわりに目覚まし時計があるぞ」ニヤァ

エーリカ「もーっ!私が頼んでもいないものをなんで喜ばなくちゃいけないのさ!」プンプン

芳佳(ほっぺた膨らませてるハルトマンさん可愛いな、バルクホルンさんもあんまりいじめなくてもいいのに・・・)


芳佳(あ、そういえば…)

芳佳「お菓子と言えるかは微妙ですけど、お煎餅持っていますよ!食べますか?」

エーリカ「えー..それしょっぱいやつじゃん..そんなのお菓子じゃないよー! もらうけどさ」ポリポリ

芳佳「お煎餅も美味しいのにー」

エーリカ「ところでミヤフジはなんで煎餅なんて持ってたの?」ポリポリ

芳佳「それ私の手作りなんです、坂本さんが緑茶のお茶受けにしたいからって餅米を仕入れてくれて」エヘヘ


(もっさん「はっはっはー!!やはり歳を取ってくると甘いものだけだとちょっとな…私とミーナのために煎餅を焼け!コレは上官命令である!!」)



ゲルト「ミヤフジは家事全般すごいな、ハルトマンも見習わないとな」

エーリカ「もぐもぐ…私は食べるだけでいいよー ゴックン」ゴチソウサマ

芳佳「あっ!そうだ!」ガバッ

エーリカ「どしたの?」

芳佳(この間ウルスラさんからたくさんじゃがいもらったよね…)

芳佳「ハルトマンさん、お菓子作れるかもしれませんよ!」フンス

エーリカ「ホント!?」パァァァ

芳佳「はい!私の手作りでよければ!」

エーリカ「ミヤフジ大好きー!!!」ガバッ

芳佳「わふっ」ウケトメ

ゲルト(頼りない上の妹としっかり者の下の妹が仲睦まじくしている…姉としてこんなに嬉しいことはない。)ウンウン

芳佳(可愛いなぁ…撫でてもいいのかな?)ナデナデ

エーリカ「にしし」ニコッ


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芳佳「と、いうわけでお二人にも手伝ってもらいます!」

ゲルト「うむ、たまの休日ぐらい家族で料理というのも悪くないな」

エーリカ「手伝ったらたくさん食べてもいいー?」

ゲルト「まったく…ハルトマン意地汚いぞ」ヤレヤレ

エーリカ「だって宮藤のお菓子たくさん食べたいもん」プクーッ

芳佳「たくさん作りますから大丈夫ですよ♪」


ゲルト「それで私たちは何を手伝えばいいんだ?」

エーリカ「私は料理なんてできないよー♪」

芳佳「まずはこの、大量のじゃがいもの皮を剥きましょう!」ドーン

じゃがいも「」ゴロゴロ

ゲルト「カールスラント人ならじゃがいもの皮を剥くなんて造作も無いことだな」

エーリカ「えー!私じゃがいもの皮なんて剥いたこと無いよー!」

ゲルト「それでもカールスラント軍人か!米を研げない扶桑人と同じだぞ!?」

ゲルト「ええい!私が一から教えてやる!」

芳佳「あはは…バルクホルンさん、よろしくお願いしますね…」

ブーブー コウヤルンダヨネー

アアッハルトマンサンアブナイ!

ハルトマンハアブナイカラピーラーデモツカッテロ!



芳佳「お芋蒸したのですりつぶして下さーい」

ウオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!! ガッシュガッシュ

トゥルーデノマホウナララクショウダヨーン


芳佳「お砂糖と牛乳とバターを入れたので、滑らかになるまで混ぜてください!」

ウオオオオオオオオオオオオ!!!!! グルグルグルグル

ガンバレーーーヤレーーーー 


芳佳「このお芋は少し形が残るぐらいにすりつぶしてください」

ナッ!? ゥォォォォォ!! ガッシュ ガッシュ

コンナモノデイイノカ?

ハイ!バッチリデス!

....zzzzzz


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芳佳「できました!」

エーリカ「…ふぇ?もうできた?」ノビーー

ゲルト「ハルトマン…結局ほとんど手伝っていなかったぞ」

エーリカ「力仕事はトゥルーデ一人で十分じゃーん。私が手伝っても効率悪いよー」

ゲルト「それはそうだが…その…料理は愛情と言うじゃないか…」カァァァ

エーリカ「うわぁ、トゥルーデ乙女だねー…もう私の知ってるトゥルーデじゃない」

ゲルト「どういう意味だ!」

芳佳「いいんですよバルクホルンさん。ハルトマンさんが喜んでくれれば十分ですから」フフッ

エーリカ「ーーっ!」ドキッ

エーリカ「ミヤフジ優しい!!」

バルクホルン「ま…まぁミヤフジがそう言うならな…これ以上は追求しないでおこう」



芳佳「まずは一品目です。特にひねらずポテトチップスにしました。」

エーリカ「おおー!ポテチ!私ポテチ大好きなんだー!」パリパリ

芳佳(お煎餅はダメでポテチは良いんだ…)

ゲルト「な、なんだと!?」ガタッ

芳佳「えっ」

ゲルト「ミヤフジ…これの作り方を何処で教わった!?C○lbeeがひた隠しにしている秘伝の製法じゃないのか!?」

芳佳「い、いえ…作り方に違いはあっても基本的にじゃがいもを揚げるだけですけど…」

エーリカ「もぐもぐ、見ればわかるじゃーんw」パリパリ

ゲルト「ハルトマンに料理について馬鹿にされるなんて…」ズーン

芳佳「バルクホルンさんも落ち込んでないで食べて下さい!はい、あ~んして下さい♪」

ゲルト「はむっ…もぐもぐ。うまいな!あつあつのポテトチップスを初めて食べたぞ。」

芳佳「はいっ!私の愛情たっぷりですよ!」

ゲルト「!! そ、そうか………あり…がとぅ…///」

エーリカ「じゃあ私もミヤフジに! あ~ん♪」ヒョイ

芳佳「えへへ、照れますね。 ぱくっ」パリパリ

エーリカ「どう?ミヤフジ。私の愛情はおいしい?」ニシシ

芳佳(自分でもやったくせにあれなんだけど…これは、思った以上に恥ずかしい!!!)

芳佳「おいしいですよ、ハルトマンさんの…その…あ、いじょぅ…///」





芳佳「二品目はいももちを作ってみました。扶桑のお菓子ですよー。」

ゲルト「餅、ということは以前少佐とミヤフジがハンマーで作っていたあれか?」

芳佳「はい、じゃがいもでも似たようなものが作れるんです!といっても結構食感は違いますけどね」アハハ

エーリカ「えー!これ煎餅みたいな色してるよー」プクーッ

ゲルト「こらハルトマン、食べる前から文句をいうものじゃない。もぐ...これは、甘いのとしょっぱいのが混じっているのか?」

芳佳「扶桑のお菓子は醤油と砂糖で味付けしているものも珍しくないんですよ」

エーリカ「もむもむ、これは…食感がもひもひひてて…もむ、おいしい。」モグモグ

ゲルト「まさかじゃがいもがこんな風になるなんてな。うむ、うまい。」モグモグ

芳佳「必要な材料も少ないですし、手軽なのでお勧めです。」モグモグ

ゲルト「じゃがいもの調理に関してはカールスラントの右に出る国は無いと思っていたからな」

ゲルト「まさか扶桑にこのような食べ方があると知って…少しショックだ」グヌヌ

芳佳(申し訳ないですけど茹でただけのじゃがいもは料理じゃありません。……とは言えない。)

ゲルト「今日のお礼にミヤフジにもカールスラントの料理を食べさせてやらないとな!」

エーリカ「トゥルーデ、もぐ…こっちの方が、はむ…おいしい」モグモグ

ゲルト「」

芳佳「ー」←どことなく勝ち誇った顔





芳佳「最後はじゃがいもをつかったタルトにしてみました。」

エーリカ「ケーキだ!」パァァ

ゲルト「いやタルトだろ」

芳佳「しっとり目のクッキー生地とスイートポテト風に味付けしたジャガイモで作った自信作です!」ドヤ

エーリカ「ミヤフジミヤフジー早く切り分けてー」ピコピコ

芳佳「はーい!」(尻尾振ってるハルトマンさんかわいい)


ゲルト「これは・・・いいな!」モグモグ

エーリカ「ふおおおおおおおお!!おいしい!!」モッシュモッシュ

ゲルト「じゃがいもから甘いお菓子が作れるなんてな…!甘すぎない自然な味わいだ…」モグモグ

エーリカ「ミヤフジ美味い!ミヤフジすごい!」モギュモギュ

芳佳「喜んでもらえたみたいで嬉しいです。」エヘヘヘ

エーリカ「おかわり!」



芳佳「二個目はですね、密かに作っておいたストロベリーソースをかけますねー」トローリ

エーリカ「おおー!私いちご大好きなんだよー!」イエーイ!

エーリカ「赤と白ですごいきれーい」ポワァ

芳佳「以前ブリタニアでいちごパッフェ美味しいって言ってましたもんね♪」

ゲルト「あー、あの時はハルトマンのせいで大変だったな。」

エーリカ(ミヤフジ覚えててくれたんだ…)

パクッ

芳佳「どうですか?」



エーリカ「毎日私のためにお菓子作ってええええ!!」ダキツキッ

芳佳「!」

エーリカ「スンスン ミヤフジから甘い匂いがするよ~」ペロッ

芳佳「臭い嗅ぐなんて恥ずかしいですよ!うひゃああぁぁ.../////」ドキドキ

エーリカ(ミヤフジから甘い匂いがするからしょうがないよー…///)カァァ

芳佳(なめられちゃった…////)

ゲルト「はばびばぼばばない」(鼻血が止まらない)



エーリカ「ミヤフジー今日はありがとね!」

芳佳「ぃぇぃぇ…喜んでくれたなら…//」

エーリカ「なんか顔赤いよ?」

芳佳「気にしないでください!大丈夫です!」

芳佳(もう…私だけこんなに意識してるの?)

エーリカ「また作ってね!大変そうだったらトゥルーデ貸すからさ♪」

ゲルト「そうだな…たまにはみんなでお菓子作りというのも悪くなかったな」ウンウン



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芳佳「うぇぇぇ...今日もペリーヌさんに模擬戦でけちょんけちょんにされちゃったよー」グスン

ペリーヌ「まだまだ私に勝とうだなんて、早すぎますわね」フフン

リーネ「しょうがないよ芳佳ちゃん、ペリーヌさんはガリアでも有名なウィッチだったから...」

もっさん「はっはっは!宮藤!!訓練が足りん!!訓練が!!!外周20週!!」

芳佳「そんなぁ~~~うぇぇぇぇん」タッタッタッタ

もっさん「訓練訓練!!技術の前にまず体力だ!!」ハッハッハ

リーネ「芳佳ちゃん...付き合ってあげられなくてごめんね...」

エーリカ(ミヤフジはペリーヌに苦戦しているのか…)フムフム

エーリカ(寝よう…)zzzZZ




---芳佳's room---

芳佳「もぅだめだー、一歩も歩けないよー」ドサッ



トントン

ドア「ガチャ」

エーリカ「ミヤフジーちょっといーい?」

芳佳「ハルトマンさん!? はーい!大丈夫ですよー!」ガバッ

エーリカ「おじゃましますよーっと」

芳佳「どうしたんですか?ハルトマンさん、こんな時間に」

エーリカ「にしし、起きたのがさっきでさ、寝付けなかったんだー」

芳佳「もう九時ですよー、私もうクタクタだから寝ようとした所ですよ」

エーリカ「ミヤフジの隣ならよく眠れるかとおもって」モゾモゾ

芳佳「ええっ!?ここで寝るんですか!?ていうか寝れるんですか!?」

エーリカ「別にいーじゃないかー」スンスン

芳佳「私は構わないですけど・・・あああ!枕の匂い嗅がないでくださいよぉ!」

エーリカ「やっぱミヤフジは甘い匂いがするなー」クンカクンカ

芳佳「もぉ....ハルトマンさんったら...」モジモジ




エーリカ「・・・なぁミヤフジ、明日の訓練で私とペアを組まないか?」

芳佳「え?いつもはバルクホルンさんと組んでるんじゃ・・?」

エーリカ「明日はミヤフジの気分なんだよー。リーネのことはトゥルーデに任せるからさ、ね?」ニコッ

芳佳「…! いいですよ、明日はよろしくお願いします!」

エーリカ「ハルトマン中尉がみっちりしごいてやるからなー」ドサッ

芳佳「もー!ハルトマンさん押し倒さないでくださいよ!」プンスカ

エーリカ「ミヤフジ疲れてるんだろー?マッサージしてやるよー」ニシシ

芳佳「そんなぁ、悪いですよぉ~~~~っ!? 待っ、んひゃっ! そ、そこは足のうらっ、ふゃああ!!」ピョコン

エーリカ「出てきた出てきた♪犬耳とかもほぐしたほうがいいよ~」サワサワ

芳佳「あ、ちょ、だめです、そこは…っ!! あははははははははは!!!」バタバタ

エーリカ「尻尾も攻めちゃうよーほらほら~」コチョコチョ

芳佳「や、やめっ、やめてくださっ……うにゃっ!?」ビクッ

エーリカ「ミヤフジは尻尾が弱点だなー♪それそれー!」ワシャワシャ

芳佳「ひゃああん!!…はぁ、んぁっ、ふぇっ!! あぁぁ……もうだめぇ!!」ビクンビクン

エーリカ「どう?疲れは取れた?」ニヤニヤ


芳佳「はぁ、はぁ……、むしろ疲れちゃいましたよ…ハァ…、もう無理ですよぉ……ふぇぇ…」ウルウル

エーリカ「あぁもう可愛いなぁ!ごめんごめん、泣かないでよミヤフジー…よしよし」ナデリナデリ

芳佳「もぅ…やらないでくださいね…」ギュ

エーリカ「ごめんねー、気が向いた時にしかやらないからさ」ニヤニヤ

芳佳「も…ぉ…………むにゃ…zzzz」

エーリカ「くっついたまま寝ちゃった、トゥルーデの言いたいこともわかる気がするよ」ナデナデ
(確かに妹って表現がしっくり来るかも)

エーリカ「ふあぁぁぁ…んみゅぅ…ミヤフジ見てたら眠くなってきたな…おやすみ…ぃ…zzz」ギュッ




芳佳「ぅぅん……あれ?」

芳佳(夜中に目が覚めたらハルトマンさんが上に乗っかってて重い。)

芳佳「ハルトマンサーン…オリテクダサーイ……ヨイショ」ゴロリ

エーリカ「うんんん……さむぃ…zzz」ギュム

芳佳(重くはなくなったけど身動き取れなくなっちゃった///)

エーリカ「…ふぇぁ…あったか…ぃ…zzz」エヘヘ

芳佳「」キュン


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もっさん「今日は主に飛行訓練だ!!二人一組でペアを組むように!!」

ペリーヌ「少佐ぁ!私に飛行テクニックを教えて下さいましぃ!」


リーネ「バルクホルン大尉、今日はよろしくお願いします」

ゲルト「ああ、狙撃手だからといって飛行訓練を疎かにして良いわけではないからな」

リーネ「はい!」ガンバリマス


芳佳「ハルトマンさん!よろしくお願いします!」

エーリカ「ほーい、じゃあミヤフジは私の後についてくるよーに!」ドヒュン!

芳佳「はいっ!」ドヒュン!

エーリカ「しっかりついて来いよー」


ビューン

エーリカ(上昇・・・下降・・・右旋回・・・左旋回・・・急降下!)

エーリカ(やっぱり早い...単純なスピードなら私より上かも...)

芳佳(付いて行くだけで良いんだよね、離されないようにしなきゃ…!)


エーリカ(じゃあ次は…左ひねり込み!)ギュイーン

芳佳(坂本さんがよくやる技だ!! こうやって…こう!?)ギューーーン

エーリカ(やるなぁミヤフジ、結構難しいんだぞそれ。じゃあもう一回!)ギュイーン

芳佳(また左ひねり込み!?ハルトマンさんをよく見て…こうやって…ぐいっとやる感じ!)ギュイーン

エーリカ(やっぱり器用だなー、見ただけである程度吸収してるみたいだ…)

芳佳(やった!上手くできた!)


エーリカ(じゃあ私の得意技、背面バレルロール!)ギュンギュン

芳佳(なにこの機動!? こう…かな…?  うわぁぁ上手くできないよぉ!)フラフラ

エーリカ(あははははは!! そうそう!新人はそういうので良いんだよ!! もう一回いくよー!)ギュンギュン

芳佳(ハルトマンさんの動きをよく見て…こう!?)ギューーーンギュン

エーリカ(完全に出来てるとは言えないケド、すごいセンスだ…)

芳佳(さっきよりは上手くできたかも…!)





もっさん(ハルトマンが積極的に後輩指導なんて珍しいな...はっはっは!!結構結構!!!!)


もっさん「それまで!!」


エーリカ「ふいー、訓練終わりだよー」

芳佳「ありがとうございました!」

エーリカ「私についてこれるなんてやるじゃん」ニシシ

芳佳「ハルトマンさんが技の後は待ってくれていたからですよ・・・勉強になりました!」

エーリカ「いーよいーよ、汗かいちゃったし風呂に行こうよ」パタパタ

芳佳「はい!」



エーリカ「一番のりじゃん、ミヤフジと貸切だなー」ザブーン

芳佳「はい、いつもより早い時間なので誰もいないですねっ」ザブーン

エーリカ「ちょーどいーじゃん、さっきのミーティングするよ」

芳佳「えっ」

エーリカ「そんなに驚いてどーしたの?」キョトン

芳佳「すみません…なんか意外で…」

エーリカ「いつも真面目じゃないって意味?心外だなー」ジトー

芳佳「ゴメンナサイゴメンナサイ!!」ペコペコ



エーリカ「昨日ペリーヌと模擬戦して負けたよね、なんで負けたと思う?」

芳佳「それは…ペリーヌさんが強いから……?」

エーリカ「そうじゃないよ、もっと掘り下げてみて」

芳佳「ええと、模擬戦だとペイント弾でシールドを貼れないから…ですか?」

エーリカ「うんうん、そーだね。シールドはミヤフジの良いところだもんね。でもそれって相手も条件同じだよね?」

芳佳「えっとえっと、後ろを取られている事が多いから…?」

エーリカ「なんとなくは分かってるんだね、ミヤフジは優秀だなー」ナデナデ

芳佳「えへへ///」


エーリカ「私が見たところ、ミヤフジには大きな弱点が2つある!」キリッ

芳佳「2つですか・・なんだか多いような少ないような・・・」

エーリカ「細かく見たら10個どころじゃないよ?」ニシシ

芳佳「うわぁん!自惚れてごめんなさい~!」


エーリカ「まずは、射撃するときに基本に忠実すぎる所!」

芳佳「基本…ですか?」

エーリカ「うん、体を固定して安定した体勢で打ったほうが集弾率はもちろん上がるよね」

芳佳「はい、最初の方の訓練で習いました。」

エーリカ「ミヤフジのネウロイ初撃墜の時はまさにそんな感じだったよ」ナデナデ

芳佳「...///」
(ハルトマンさん撫でるの上手いよぉ...)

エーリカ「でも体を固定させてるってことは、足が止まっているってことなんだ」

エーリカ「もし相手が、左ひねり込みみたいに後ろに回り込む技を回避に使ったらどうなる?」

芳佳「後ろを取られちゃいます…ね…」

エーリカ「うん、一つの行動で攻撃と防御を同時にさせてしまうことになるんだ」

エーリカ「足を止めない、後ろをとらせない。射撃中でもそれを意識できればミヤフジはもっと強くなるよ」ニコッ

芳佳「ふわぁ....」
(ハルトマンさんすごい…やっぱりカールスラントのトップエースなんだ…)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

エーリカ「―――――今日の所はここまで!」フンス

芳佳「ハルトマン先生ありがとうございました!」

エーリカ「こんな風に教えたのはミヤフジが初めてだよー」
(今まで誰かに教えようなんて思ったことなかったのにな)

芳佳「え?それじゃあなんで私なんかに?」

エーリカ「この前のお菓子が美味しかったお礼かなー!」
(そっか、ミヤフジにはずっとそばに居て欲しいんだ…)

芳佳「えー?そんな大したことじゃないですよー」エヘヘ

エーリカ「私がお菓子大好きだからいーの!」
(ミヤフジのことは私が絶対に守るからね。)


エーリカ「………あの時のトゥルーデみたいに心配させるなよ」ボソッ





エーリカ「にしし、あー疲れたぁーー!こういう時ぃ~扶桑の後輩は先輩やることがあるんじゃないのかなぁー?」チラッ

芳佳「は、はい! お背中お流しします!」


芳佳「~♪ごっしごっし、かゆいところはございませんか~?」ゴシゴシ

エーリカ「ん~っ!きもちいー!もうちょっと右上をお願いっ」

芳佳「はいっ!」ゴシゴシ



ガチャ パタタタタタ

ルッキーニ「いっちば~ん!」ザッパーン

リーネ「あ!芳佳ちゃんも入ってたんだぁ!」

ルッキーニ「ウジュー…イチバンジャナイジャーン…」

サーニャ「ホントだ、芳佳ちゃんだ」

エイラ「ゲッ、ミヤフジもいるのカヨー」サーニャヲソンナメデミンナー

シャーリー「ミヤフジの胸は成長しないなー」ケラケラ

芳佳「あっみなさんもお風呂なんですね! もう!胸のことは黙ってて下さい!」ゴシゴシ
(シャーリーさんとリーネちゃんはやっぱりおおきいなぁ…)

エーリカ(むー…なんかミヤフジもてもてじゃないか)ムスッ

エーリカ(そうだ!)ヒラメイタ

エーリカ「ミヤフジー、もう後ろはいいから前もおねが~い」ニヤリ

リーネ「!」

芳佳「ええっ!?ま、前はちょっと恥ずかしいです…ょ…///」

エーリカ「えー!?嫌なのー!?」

芳佳「い、嫌ってわけじゃ…ないんです…けど…」

エーリカ「ふっふっふ…… 先 輩 の 命 令 は ?」

芳佳「ぜ、ぜ…ぜったぁぁ~~~っい!!!」ヤケクソ

エーリカ(少佐に聞いた扶桑人の扱い方が役に立ったぞー)ニシシ



芳佳「そ…それじゃあ失礼します…」カァァァ

エーリカ「ん、右手からお願い!」スッ

芳佳「んしょ…んしょ…」ゴシゴシ
(ハルトマンさんお人形みたいで綺麗…)


シャーリー(ヒューーーwwハルトマン大胆だなー見てるこっちが恥ずかしいぜ//)

ルッキーニ「シャーリーシャーリー♪髪の毛洗ってよ!」

シャーリー「ルッキーニからシャンプーのお願いなんて珍しいな!」

ルッキーニ「ウジュジュー♪」


エーリカ「両手が終わったら足もよろしくー」ニシシ

芳佳「はーい、足の指から洗いますねっ」ゴシゴシ
(足も細くてスベスベだ///)

エーリカ「ふふっ…ちょっとくすぐったいww」
(足の指の間まで洗わせて…なんか悪いことさせてる気分になってきたぞ)ゾクゾク

芳佳「それじゃあ前洗いますよー♪」

エーリカ「…っ!」ボッ
(流石に正面は恥ずかしいな…)

エーリカ「後ろから手を回したほうが洗いやすいんじゃないか?」テレテレ

芳佳「そっかぁ、それもそうですね!」
(正面からはやっぱり恥ずかしかったから助かった…)


芳佳「やさしく洗いますよー。よいしょ…よいしょ…」コシコシ

エーリカ(ミヤフジの胸が私の背中に!?…私と同じくらいかそれ以上…!?)ドキドキ

芳佳(ヌルヌルの泡でいつもよりスベスベ…!)

芳佳(さっきからハルトマンさんの胸が!先っぽが!手にあたる…///)ハァハァ

エーリカ「っ!…ん……っ」ビクッ

芳佳(おっぱいは大きければ良いってものじゃ無いんだね、お父さん…)フニフニ

一郎(芳佳…これがお前の新たな性癖だ…!)

エーリカ「ミヤフジーそれ揉んでるー完全に揉んでるよー」ジトー

芳佳「」フニフニ

エーリカ「こら.....///」


芳佳「うわぁ!ごめんなさい...////」





------------------------------------------------------

シャーリー「さっぱりしたなー!」

リーネ「早めにオフロに入ったのでまだ夕方ですね」
(これから夕食の準備もしなくちゃ)


ウウウゥゥウゥゥウゥゥゥゥ

もっさん「敵襲ゥゥゥゥーーー!!!!」

ゲルト「ネウロイか!?」

ミーナ「敵ネウロイは9時の方向からまっすぐこの基地に向かって進行中よ。」

もっさん「距離は約18000!到着予想時刻は20分後だ!」

ミーナ「リーネさんとエイラさん、サーニャさんは基地で私と待機。その他のメンバーはハンガーからすぐに出撃して!」

「「了解!!」」


ギューーーーーーン

ミーナ『敵ネウロイは大型の飛行タイプが1機だけよ』

もっさん「了解した、バルクホルンとハルトマンが前衛!そうだな…ミヤフジも前衛に行ってこい!」

ゲルト「了解した!」ギューン

エーリカ「了解だよー♪」ギュイーン

芳佳「りょ、了解!」ビューン



もっさん「三名が注意を引きつけている間に私がコアを探す!ペリーヌは私の援護だ!」

ペリーヌ「はいっ!坂本少佐!」キマシタワー

もっさん「シャーリーとルッキーニは後衛を頼んだぞ!」

ルッキーニ「オッケー!ウジュジューww」

シャーリー「了解!」




ゲルト「ネウロイを肉眼で確認、これより攻撃を開始する」

エーリカ「ミヤフジは私から離れないようについてきてねー♪」

芳佳「はいっ!」

ミーナ『トゥルーデ待って!!』

ゲルト「ハルトマン!ミヤフジ!一旦止まれ! どうした?ミーナ中佐」

ミーナ『様子がおかしいわ!ネウロイの反応が増えてる…!』

エーリカ「見て!ネウロイの背中から小型のネウロイがたくさん出てきてるよ!」

もっさん「大型の奴は母艦というわけか…!後衛は小型のネウロイの掃討!前衛は本体を叩け!私もすぐにコアを見つける!」


シャーリー「了解!行くぞルッキーニ!」

ルッキーニ「ヒャッホー!」


ゲルト「我々は本体との間合いを詰めるぞ!」シュンシュン

エーリカ「行っくよー!」シュトルムー

ミーナ『小型機の数が多いわ!注意して!』

ネウロイ「ビー! ビー!」

芳佳(置いていかれちゃう!?でも弾幕がすごすぎて前に出れない…!!)ガインガイン

エーリカ「ミヤフジー!お風呂を思いだせー!!」ダダダダダダ

芳佳(そうだ!昨日ハルトマンさんに教わったことをやるんだ!)



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

エーリカ「ミヤフジのもう一つの弱点!それはシールドが大きすぎる所!」

芳佳「ええっ!?私の唯一の取り柄なのに・・・」シュン

エーリカ「勘違いしないで、大きいこと自体は悪いことじゃないよ」

芳佳「よかったぁ...」

エーリカ「ミヤフジの誰かを守りたいって思いがシールドにも現れていて私は好きだよ」

エーリカ「でも、その大きなシールドに頼って回避を疎かにしてると思うんだ!」バーン

芳佳「うっ!」グサッ
(持ち上げられて落とされた!)

エーリカ「ウィッチ同士の模擬戦で回避が下手くそなのは致命的だよ!」シールドツカッタラマケダヨ!

芳佳「うぅぅ…頑張ります…」

エーリカ「今日の私は鬼になるよ!まだまだ行くよー!」

芳佳「まだあるんですかぁぁ」

エーリカ「ネウロイと戦ってる時にミヤフジは当たらないビームもシールドでガードをしている!」

芳佳「ううっ!!」ズーン

エーリカ「無駄なビームをガードさせられることで足が止まるし、魔力を消耗するし良い事ないよ。」

エーリカ「せっかくの魔力がもったいないから、必要最低限の大きさのシールドを張る練習だよ!」

芳佳「はいっ!頑張ります!」

~~~~
~~~~~~~~~~~~~~~~~

芳佳(当たらないビームは防御しない、必要な部分…体の前面にだけシールドを張る…!)キィィィィィィン

もっさん「宮藤の魔力が集中していく!?」

ヒュンヒュン

ゲルト「しまった!小型のネウロイがミヤフジの方に!!」

エーリカ「ミヤフジなら大丈夫だよ!」

ネウロイ「びーびー!びーびー!」


キンッ キンッ キンッ キキキンッ

ゲルト「無事か!?ミヤフジ!」

芳佳「バルクホルンさん、わたしなら大丈夫です!」

シャーリー「かってぇ~!ミヤフジのシールドビクともしてないぞ」

ルッキーニ「ヤルジャーン!ヨッシカー!」



もっさん「見えた!敵のコアは大型ネウロイの中心部だ!!」

芳佳「行きます!!」ギュイーン!

ゲルト「私達も続くぞ!」ダダダダダダ

エーリカ「おっけー!」ビューン!

シューーン! キキキキキキンッ

ペリーヌ「ビームを全て…正面から散らしてますわ!」

エーリカ(まさかこれほどなんて…!!)ゾクゾク

ゲルト(今のミヤフジと正面から戦って勝てる奴はいないな)

ミーナ『まずいわ、小型ネウロイが宮藤さんに集まってきている…』



シャーリー「くそっ!でかすぎてコアが全然みえねーぞ!」ダダダダダダ

ゲルト「どうしたリベリアン、もう弱音か?そんな暇があったら打ち続けろ!!」ダダダダダダ

ルッキーニ「まだ小さいのが20機はいるよー!!」ダンッダンッ



芳佳(面積が小さい分シールドの制御が難しい…)キンッ キンッ

ペリーヌ「宮藤さんに対するネウロイの攻撃が正面から左右に切り替わってきましたわ…!」

もっさん「まずい…宮藤が挟まれた!!後ろだぁぁ!!!!!」



芳佳「えっ」



エーリカ「ミヤフジイイイーー!!!!!!」

エーリカ(この距離このタイミングで間に合うのは私しかいない!!)キッ

エーリカ「シュトルムー!!間に合えーーーー!!!!」ゴオオオオオオオオ




ガシッ


ペリーヌ「やりましたわ!!!」

エーリカ「--っ!よーし!!私ナイスキャッチー!!」ギュイーーン!!

芳佳(助かったの…?すごい…風になってるみたい…)

芳佳「ハルトマンさん!このままネウロイに突っ込んでください!!」

エーリカ「よしきたー!!」シュトルムー!

芳佳(シールドを小さく、細く集中するんだ…!槍のようなイメージで!!)

芳佳「いやああああああああああああああ!!!!!!」ズボッ

ゲルト「ネウロイに飛び込んだ!?」

エーリカ「コアが見えた!!」ゴゴゴゴゴ

芳佳「このまま体当たりで…!!!」


パリーン


ペリーヌ「コアを破壊しましたわ!」

ルッキーニ「小型ネウロイも次々に消えて行くよー!」

もっさん「はっはっは!コレが宮藤の力だ!!」ドヤァ

シャーリー「シールドを攻撃にも使うなんて…やるな~!」




エーリカ「お疲れミヤフジ!!すごかったよー!」ギュムー

芳佳「はぁはぁ…いえ…ハルトマンさんが助けてくれたから…」

エーリカ「それこそ謝るのは私の方だよ!チームだったのにミヤフジに負担をかけて…」シュン

ゲルト「そうだな…新人を守るのは本来我々の仕事だ、すまなかった」

芳佳「そんな!良いんですよ!私はご覧の通りピンピンしてますし!!」ピョコピョコ

ミーナ『状況終了!全機直ちに帰投せよ!』

「「了解!」」




エーリカ「…後でミヤフジの部屋に行くからねっ」ボソッ

芳佳「あ、はい!」ニコッ







---芳佳's room---


エーリカ「ミヤフジーおるかー!おるなー?入るぞー!」ガチャ

芳佳「ハルトマンさんノックぐらいしてくださいよ!」

エーリカ「おっし~ぃ!あとちょーっと早ければ着替えの途中だったのに~」ニシシ

芳佳「もう…!そんな事ばっかり…あれ?その手に持ってるのって」

エーリカ「あぁこれ?ロマーニャワインだよ?」ヒョイ

芳佳「ちょっと!お酒じゃないですか!私は飲みませんからね!」

エーリカ「えーっ!一緒に飲もうよー!」

芳佳「ダメです!扶桑ではお酒は20歳からなんです!」

エーリカ「ここはロマーニャだ!」バーン

エーリカ「それに、私が飲みたい気分なんだ、付き合ってよ」ニコッ

芳佳「うぅーそんなふうに言われると…」

エーリカ「先輩の言うことは?」

芳佳「ぜ…ぜったーい…っ!」

エーリカ「酒の一滴は?」

芳佳「血の一滴ぃ~っ!!」ヤケクソ




~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

芳佳「お酒…全部飲んじゃいましたねぇ~///」

エーリカ「ね、ミヤフジ。コッチ来て?」

芳佳「はい、何ですか?ハルトマンひゃん//」

ギュッ

芳佳「ふぇ?」

エーリカ「良かった…ミヤフジが生きてて良かったよぉ…うぇぇ…」ポロポロ

芳佳「え?…え?」

エーリカ「シールドの裏からミヤフジが攻撃されそうになった時…追いつかないかと思った、助けられないかと思った…」

エーリカ「追いつくまでほんの一瞬のはずなのに、嫌なビジョンが浮かんだんだよ…本当に良かった…よかったよぉ…!!!」グシグシ

芳佳「大丈夫です、ハルトマンさん。私はここにいますから」ナデナデ

エーリカ「みやふじぃぃ~~!!!」ギュムー!!


~~~~~~~~~~~~~~~~~~

エーリカ「あー…泣いたらスッキリしてきた……ちょっと話してもいい?」

芳佳「はい、なんでも話して下さいっ」

エーリカ「あのね、私って友達がすごく少ないんだ…」

芳佳「え?ハルトマンさんあんなに社交的なのに…」

エーリカ「んーん、中がよさそうに見えるのは表面上だけなんだー」

エーリカ「早いうちからスーパーエースなんて呼ばれ初めたせいで、周りの人と距離があるっていうのかな」

芳佳「……距離」

エーリカ「トゥルーデとミーナ以外に心から友達って思える人間はいないんだー」

エーリカ「501に入ってもそこはあまり変わらなくてさ、諦めてた所に一人の新人が来たんだ」

芳佳(私のこと…だよね…)

エーリカ「その新人はバラバラだった501を少しづつまとめながら、私にお菓子を作ってくれたんだ」

エーリカ「いちごパッフェ好きでしたよね!?とか言ってくれてさ、私のことを見てくれてるって思って、すごい嬉しかったんだぁ」

芳佳「ハルトマンさん…」

エーリカ「だから、本当にありがとう!!」ニコッ



エーリカ「…でもごめんね、こんな話したら同情するよね…あ~あ…お酒なんて飲んだのは失敗だったなぁーー
芳佳「同情なんてしません!!!」バンッ

芳佳「ミーナ中佐も言っていました!私達はみんな仲間であり家族です!!」

芳佳「それに…ハルトマンさんは私のとっても大切な友達です!」

エーリカ「ミヤフジ…」

芳佳「スーパーエースなんて関係なく、私はハルトマンさんが大好きです!!」

エーリカ「ほ、本当?」

芳佳「嘘なんかじゃありません!!大大大好きです!!」ダキッ

エーリカ「わ、私も…ミヤフジが大好きだよー! ふぇぇ…」ギュウー

芳佳「」ギュッ

エーリカ「今日もミヤフジと一緒に寝てもいい?」ウルウル

芳佳「はい、もちろんですっ」ナデリナデリ




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もっさん「今日の訓練は終了!!」

ミーナ「みんなお疲れ様、お茶にしましょう?」

エーリカ「ミヤフジーお菓子お菓子~♪」

シャーリー「おっ今日のおやつはミヤフジの担当かー」

ルッキーニ「芳佳のお菓子はなんでも美味しいもんねー!ウジュジューw」


芳佳「今日のお茶の時間のために、もう作ってありますよー!」フンゾリ

リーネ「それじゃあ私はお茶を入れてくるね♪」


エイラ「今日のおやつはなんなんダー早く教えろヨー」

サーニャ「エイラ、行儀が悪いわよ」ゴメンサーニャァァ

エーリカ「待って!私が当てる! ミヤフジコッチに来て!」フンス

芳佳「ハルトマンさんなんですkんぁ……んふ……んんんんっ////」ムチュ-



芳佳「ぁ…んぅ…ぷはぁ!何するんですか!!?」

エーリカ「今日のおやつはクッキーだね。ごっちそーさまー♪」ペロッ

芳佳「もぅ!みんなの前ではやめてくださいよー!!!」プンスカ

エーリカ「二人っきりならいいってこと?」

芳佳「--っ!!」カァァァ

芳佳「そんなこと言わせないでくださいっ!!」



おしまい


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