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√22「月夜の宴」


まだまだ何も手掛かりは獲られないな。

やはり病室で過ごした空白の時間が悔やまれる。もしかしたらこの時に私の知らない何かが起きていたのかも。

考えていても仕方ない、何か手掛かりを探さないとな。私は作戦室へと向った。

~作戦室前廊下~
作戦室へと向うと先客がいるようだった。私と同様に手掛かりを求めてやって来たのだろうか、それとも。
犯人は現場に戻って来るというしな。私は影から中の様子を伺った。

ルッキーニの後ろ姿が見える、やはり第一発見者が犯人だったのか。
いやルッキーニ一人じゃない、バルクホルン大尉もいる。この二人の共犯だっだのだろうか。
そして二人は予想外の行動を取った……キスしている!キスはキスでも大人のキスだ!
バルクホルン大尉の舌はルッキーニの首元を這いずりり回り、それに合わせてルッキーニは淫らな声を発している。

とんでもない物を見ちゃった、事件の手掛かり以上の物だ。私は気が動転し口から言葉が漏れ出した。
「このコト、シャーリー大尉とハルトマンは知っているノカ」
「ああ当然さ」
「もちろん知ってるよ」
私の背後に二人の影が現れた。
「ふふっ姉貴へのいい手土産が出来たな、まさか獲物のほうからのこのこやって来るとは」
「夜遊びしてる悪い子にはお仕置きが必要だね~」

~作戦室~
私は作戦室内へと連行され四肢は拘束されていた。そんな私を四人が取り囲む。

「オマエ達いったい何やってるンダ」
「準備だよ宴の準備だよ、今夜は月夜だこれから宴が始まるのさ」
そう言いながらシャーリー大尉は私の上着のボタンを外し始めた。

「つまりエイラ、あんたも一足先に仲間入りさせてあげようって事なんだよね~」
ハルトマンは私の足の付け根に指を這わし、ズボンの裾に手をかけた。私は思わず声をあげる。

「ひゃんッ」
「エイラってそんなかわいい声だすんだ、もっときかせてくんないかな~」
ルッキーニが上着の隙間に手を潜り込ませる。

「こんなの嫌ッ……あふッ……嫌ッお願い許し……」
「いつものボーイッシュなお前も魅力的だが、しおらしいお前もなかなかそそるな」
バルクホルン大尉は私の涙を拭うと首元に舌を這わせる。
私の瞳からは涙が流れ続けた、もはや目が霞んで何も見えない。
ただ薄らと銀色の髪が見の前を過る、脳裏に浮かぶのは清らかなサーニャの姿だった。

「らめぇぇぇ~そんなコト……まだサーニャにも……ワタシ汚れちゃ……もうサーニャと一緒にいられな……あぁン」
「クックック、恐いのは最初だけだ、お前もすぐに快楽の虜になるさ」
バルクホルン大尉はそう言いながら私の首に噛み付いた。

そして私は……

★意識を失ったんダナ。
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