if


√25「あなたのかえる場所」


私達は時空間の亀裂へと向った。

~ドーバー海峡上空~
ポイントへ到着したが目に見える異変はない。
この押し寄せる圧迫感を感じ取っているのは私だけだろうな。

「エイラ何か感じるんだな?私の肩に手を置いてみろ」

坂本少佐は私に示唆すると、その魔眼を開いた。
肩に手をかざすと少佐の魔眼を通してのビジョンが私にも流れ込んで来た。
それは亀裂と言うより重力場の渦、ブラックホールに似ていた。
ただ一つブラックホールとの大きな違いは時間反転かあり重力が吹き出していた事だ。
あの時バルクホルン大尉が放出した重力の余波が傾れ込んで来ているんだ。
近づいてみると確かに肌に感じるくらいの衝撃が伝わって来た。

「あれか、でかいな……大丈夫なのかエイラ?」
「ああダイジョブ、覚悟は出来てるサ」
「待って!エイラ……」

突入を決意した私を誰かが引き止める、サーニャだ。サーニャが私に抱きついて来た。
他のみんなはわざとらしく方々に散る、坂本少佐だけはミーナ隊長に引き摺られて飛んでいった。

「お別れ……なんだね……」
「ウン……」
「でもエイラは帰れらなくちゃ……こうしなきゃいけないんだよね……」
「ウン……」
「あのねエイラ……お別れの前に……キスして!」

サーニャが私を見つめている。
どうする!どうする?どうする……

~ザ・クイズショー~
あなたの選択があなたの運命を決める!さぁ本日二回目となりました、人生の岐路ザ・クイズショー
司会進行はヘタレでお馴染みこの私、エイラ・イルマタル・ユーティライネンがお贈り致します。
そして回答者は前回残念ながら時間切れのエイラ・イルマタル・ユーティライネンさんで~す。こんにちは

前置きはいいから早く出題シロ!

これは失礼しました、お急ぎの様ですね、それじゃ~いきますよ~問題!
今あなたの目の前に愛しのサーニャさんの唇があります。ここであなたが取るべき行動は?

A.キスする
B.キスしない
さぁどっち!?

私は……

★キスする。
√35へ
★キスしない。
√30へ

戻る

「if」メニューへ
ストライクウィッチーズ 百合SSまとめ