happy talk


ハ~イ今夜も「STRIKE TALKING RADIO」始まりマシタ~。
DJ兼MC、パーソナリティのエイラ・イルマタル・ユーティライネンダゾ?
この番組ハ、サーニャのレーダー魔導針を通しテ、全世界の悩めるウィッチに秘密のラジオとしてお伝えしているンダナ。
そこ、夜間哨戒のついでとか言うナヨ?

「今日も?」

う……なんかサーニャの目が冷たいんダナ。そんな顔するなヨ~。
さてト、この番組ではリスナーの皆様からお手紙を募集しているンダナ。
今回も一通来たゾ。ええっト……所属他一切内緒希望、十代カールスラント出身の女子。
ホホウ、これは一見すると誰だか分からないナ。では読むゾ。

『私には双子の姉がいます。とにかく撃墜数は凄いのに、
日常は超だらしなくずぼらで、しかもしょちゅう処分や懲罰を受けてるとか。
でも私は今遠くにいるので何もすることができません。
どうしたら姉はビシッとするでしょうか?
エイラさんは気が弛んだ時はありますか?」

私カァ。少なくとも戦闘では気が緩んだ事は無いナ。何せ私は絶対に……

「エイラ、それ特殊能力……」

ウッ、ま、まあナ。だからネウロイには、サーニャに指一本触れさせないゾ。
私がサーニャを護ル。

「エイラ、有り難う」

ううッ……そんなはにかんだサーニャも可愛いンダナ。
さて、気を取り直して、お便りの答え、言ってもイイカナ?

直接会って家族会議ダ!

遠くに居るって言ってモ、たまには会えるダロ? その時にビシっと言えばいいんダヨ。

「会えないって言ってるのに……」

サーニャに言われると何か心苦しいゾ……。
でもマア、「気が緩む」のも分かるナ。私だっテ、サーニャと一緒になると「抜け殻」みたいとか言われるシ……。

「……」

サーニャ何笑ってンダ!? 卑怯ダゾ、そんな笑顔デ……。

「エイラ、話の続き……」

おおっト、ゴメンナ。
このカールスラント出身の女子さんダケド、やっぱり一度機会を作って、会った方が良いと思うゾ。
大切な姉だからコソ、とっても大事に、心配に思ってるんダロ? まずは会ってみるのが一番だと思うナ、私ハ。
会うのが無理だったラ、手紙のひとつでも書いてみれば良いンダヨ。

「でもあのひと、あんまり手紙読まないタイプだと思う……」

ウウッ、サーニャぁ~。
ととにかク、女子さんが大事に思ってるって事ハ、相手もきっと同じ事を思ってると、私は思うナ。
家族、姉妹ってそう言うものじゃないカナ? マア姉妹と言っても色々なかたちや距離感とかが有るとは思うけどナ。
だからあれこれ悩むよりモ、まずは機会を見つけて会ってみようヨ。話はそれからダ。

「また賑やかになりそうだね、エイラ」

楽しみダナ、サーニャ。
では今夜はこの辺で。最後に「サーニャのうた」を聴きながらお別れデス。

end



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